2024年のフィジーでHIV感染が驚異的な増加。感染の8割は性行為「以外」

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フィジー島 HIV

2024年のフィジーでHIV感染が驚異的な増加。感染の8割は性行為「以外」

フィジー保健省、HIV感染者増加を受け強力な対応計画を開始

昨年1月から9月までに報告された 1093件の新規 HIV 感染例のうち、223件は注射による薬物使用(IDU)が主な感染経路だった。

これは 1月22日に、HIV 感染拡大対応計画および HIV 感染急増戦略 2024-2027を発表した際に、保健医療サービス大臣のアトニオ・ララバラヴ氏によって強調された。

拡大対応計画は、感染拡大を封じ込めるための即時かつ効果の高い介入を迅速に進めるための 90日間の集中的な取り組みであり、一方、昨年 9月に内閣で承認された HIV 感染急増戦略2024-2027は、HIV に効果的に対応するため保健システムを強化するための長期ロードマップとして機能する。

報告された 1093件の新規症例のうち 52%は医療に関連しており、そのうち 223件は主に注射薬物使用(IDU)が原因で、202件は性行為による感染で、さらに 129件は現在主な感染経路を特定するために評価中である。

薬物を注射したり使用済みの注射針を共有したりする人は、HIV に感染する可能性が 29倍高かった。

これに対処するため、同省は、危害軽減プログラムや予防サービスへのアクセス向上など、注射薬物使用者の新規症例を減らすための的を絞った介入を導入する。

ララバラブ大臣は、フィジーで増加している HIV 感染者に対処するには、集団行動が緊急に必要であると強調した。

「保健省だけでは対応できません。地域社会、市民社会、宗教団体、民間セクターのパートナー、国際同盟国が協力して、意識を高め、偏見を減らし、HIV 感染者全員が必要なケアとサポートを受けられるようにしなければなりません」

「これは健康問題であるだけでなく、今行動しなければ、経済や開発の問題にもなりかねません」

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