水を燃やすためにはどうすればいいのか?
2024年7月11日に神戸で『シェディングの会』をしたとき、川崎で開業医をされている由井郁子先生のシェディング体験を聞きました。そこで由井先生が「高藤式二酸化塩素」に言及されていて、その文脈で初めて、高藤恭胤さんの名前を聞きました。
うちでもさっそく「高藤式ヨウ素」や「高藤式CBDオイル」を仕入れて、必要な患者に勧めています。近々当院で「メッドベッド」も導入予定です。
高藤さんは医者ではないけど、そこらへんの医者よりもはるかに多くの人を救っています。
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高藤さんは、ひとことで言うなら、発明家です。数えきれないくらいの特許を持っているすごい人だけれど、世間一般の知名度は高くない。「天才」と称賛されてもおかしくない実績なのに。この点、政木和三先生とよく似ています。
https://note.com/nakamuraclinic/n/n9c4efe509aeb
高藤さんは広島出身です。広島といっても、広島市のような都会ではなく、加計町という「ほぼ島根」に近い田舎町です。
高藤さんのお父さんは僧侶でしたが、いろいろと新しいものを考えるのが好きな人で、発明家の血は父譲りということでしょう。お好み焼きに塗るソースに新工夫を加えたことは、まぎれもなくお父さんの発明で、これを知れば広島県民はお父さんに足を向けて寝ることはできないはずです(笑)
しかし、時代は戦争の真っ最中。僧侶のお父さんにも出征命令が来て、満州に行くことになりました。「生きて帰ってくることはないだろう」との覚悟から、お父さんは知人にソースの製造法を伝えました。なかば遺言のつもりでした。
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銃弾が飛び交う激戦地で、お父さんは胸部を打たれました。心臓のど真ん中です。しかし信心深いお父さんは、常日頃から胸に般若心経の経典を入れていました。その薄い冊子のなかに、なぜか硬貨が一枚はさまっていました。被弾したお父さんですが、その銃弾は、たまたまその硬貨に当たり、そこで止まりました。もちろん奇跡です。神様か仏様か、何か不思議な力がお父さんを守ってくれたに違いありません。
こうして、命拾いしたお父さんは、帰国してから一層信仰を深め、世のため人のために生きようと思いました。
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発明したソースは、大当たりしました。原爆による荒廃から立ち上がる広島の人々に、ささやかながら食の喜びを提供できたことが、お父さんはうれしかった。ソースのレシピはすでに人の手に渡り、お父さんはこの発明で一円も懐に入ってこなかったけれど、そんなことはどうでもよかった。
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高藤さんは子供のときから、「水がなぜ燃えないのか」ずっと不思議に思っていました。
水はH2Oです。
H2は水素で、燃えます。Oは酸素で、当然燃える。
なのに、この二つの可燃性ガスがくっついてできた水が、燃えない。なぜなのか。
人に聞けば「あのね、水は火を消すために使われてるぐらいなんだよ。燃えないのが当たり前じゃないか」と、問いの意味自体を理解してもらえない。
でも、高藤さんは、この問題を大真面目に考え続けました。
たとえば、海水、真水、水道水、どれが一番燃えやすいだろうか。海水には、マグネシウム、ナトリウム、カルシウムなど様々な物質が含まれている。マグネシウムもナトリウムもよく燃えるから、海水のほうが燃えやすいのではないか。水道水は塩素消毒されているから、燃えにくいのではないか。そんなことを延々考えました。
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高藤さんは、子供の頃から化学や物理が好きで、一番の愛読書は『化学辞典』でした。
うちのこうちゃんが、マンガそっちのけで『化学辞典』を読んでいたとしたら、、、病院に連れて行くと思います(笑)
しかし天才というのは、すでに子供時代から、その萌芽が見られるものです。
『化学辞典』を愛読する少年は、やがて大学に進学し、電気工学、電磁気学を修めた。卒業後は、コンピュータの世界に入り、数年後には、複数の企業の顧問になった。
そんなふうにキャリアを重ねる傍ら、「どうすれば水を燃やせるのか」のテーマは常に高藤さんの頭の中にありました。
様々な知識を総動員して、ついに2004年、高藤さんは水を燃やすことに成功しました。
ある議員と大学教授の前で、実際に水を燃やして見せたところ、議員からこんなことを言われた。
「なるほど、これはすごい技術だ。これが世に出れば、社会が根底からひっくり返るだろう。しかし、いささか問題がある。
たとえば昨今、医療費の高騰が批判されているが、この高額な医療費はいったいどこから出ているのか、君は知っているか。ほぼ6割は石油関連の税金だよ。ガソリン、軽油、重油など、炭化水素製品の販売からあがる税金が、医療費を支えているわけだ。しかし、君、石油の代わりに水が燃料になるなんてことになったら、税金がとれなくなる。医療費の負担もできなくなってしまう」
どう責任をとるんだ、とは言われなかったが、言外にそんなニュアンスがあって、高藤さんはあっさりと「そうですか。そんなに問題ならやめておきましょう」
このあたりの柔軟さが、高藤さんが今もご存命の理由だと思う。
当然この発明は、命を狙われる危険がある。
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石油で莫大な富を得たロックフェラーが、この発明を放置するはずがない。石油利権の優位を揺るがすような技術は、現れ次第ただちに叩き潰す。できれば、その発明者もろともに。これまでもそんなふうにしてきたし、これからも同じだろう。
しかし、満州で硬貨1枚で銃弾を止めたお父さんの強運を、高藤さんも受け継いでいるようで、命を守る引き際をきっちりわきまえている。
水を燃やす技術。世に積極的に売り出すことはしないけれども、そのメカニズムについて、特段秘密にしているわけでもない。高藤さんはこのあたりもオープンに説明しています。
水を燃やすと言っても、ティッシュに水を吸わせて火をつければ燃える、というわけにはいかない。第一そんなことができたら、水道から即、燃料が流れ出てくることになって、危なくて仕方ない。
水を燃やすには、まず蒸発させて気体にする必要がある。「水は100度で沸騰して気体になる」というのは、みなさん理科で習ったでしょう。
だから、水(液体)の温度はそれ以上、上げることができない。その次の段階として、水蒸気(気体)の温度を上げていくことになる。
たとえば、電力会社などで使われている蒸気タービンを使えば、水蒸気を480度くらいまで上げることができる。でもこの程度では、いくら水蒸気を熱しても、結局冷やせば水滴に戻ってしまう。これでは水が燃える状態にまでいかない。
高藤さんが考えたのは、とにかく水を極限まで熱して、酸素と水素に分離するレベルまで持って行こう、ということです。分離してしまえば、もはや水蒸気ではないので、冷やしても水滴には戻らない。
さらにいうと、水が酸素と水素に分離されたとして、そのままの体積比1対2では、水素は燃えない。水素と酸素の比率を1対9ぐらいにすると燃えるが、水を分解したその1対2の比率のまま燃えて初めて、「水が燃えた」と言える。そのためには、水蒸気を1050度以上にする必要がある、というのが高藤さんの読みでした。
その試行錯誤のなかで、高藤さんは、水を電磁誘導加熱することを着想しました。電磁誘導による加熱というのは、IH調理器具と同じ原理です。そこに高藤さんなりのさまざまな工夫を凝らすことで、水蒸気を一気に超高温にすることに成功しました。
その工夫についても、高藤さんは明かしています。
電磁誘導による加熱なので、水蒸気を通す管は、その電磁誘導に反応する鉄でないといけない。しかし、ただの鉄では、すぐに腐食してしまう。そこで、鉄にステンレスを合わせた最適な合金を作り出し、そこに電磁誘導によって加熱して一気に水蒸気を高温にする装置を作った。この原理を使うと、水は一気に700度くらいの高温になり、酸素と水素に分離する。
しかし、分離しても、この温度ではまだ燃えない。これにさらに、チタンの管を使うなど、さらに工夫をすることで、水蒸気は1050度以上になる。ここに至ってようやく、点火すればそのままの比率で燃える状態になる。
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こんなふうに、水を燃やす技術は「存在」します。ただし、みなさんご存知のように、「普及」はしていません。
世界をすばらしい方向に変える革命的な技術でありながら、既存の世界の支配者の支配を覆す可能性がある技術だけに、表に出ることは難しいわけです。
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2024年9月某日、横浜にある高藤さんの研究室で、直接お話を聞く機会を得ました。
研究室には大きなドローンがあって、目下、先生が一番心血を注いでいるのはドローンの飛行性能の改良です。先生は、従来型のドローンが15~25分しか飛べなかったのを、3倍以上飛行時間を延ばすことに成功している。貪欲な先生は「もっと飛べるはず」とさらなる改良に余念がない。
先生はすでに、原子転換の技術を使った永久機関を発明した。入力(200 V, 640 W)よりも出力(220 V, 3000 W)のエネルギーのほうが高いという、現代科学の常識を打ち破る大発明だ。
https://www.youtube.com/watch?v=pgUQ3VHPzIg
こうした業績が防衛省関係者の目にとまった。
「防衛省から『プロジェクトマネージャーになってくれないか』とオファーがありました。僕の技術が日本のために貢献できるとなれば光栄だから、「前向きに検討します」ということで、内諾しました。6月何日だったか、最終チェックとして、実際に防衛省に呼ばれて行って、そこで言われたのが、「中国に行ってはいけません。共産圏、社会主義国もダメです」と。さらに「中国人との付き合いもやめてください」と。
うんざりしました。僕には中国人の友人がたくさんいるからです。しかし防衛省担当者は、さらに「先生の研究室、ロシア人が出入りしてるね」「ええ、僕は極東連邦大学で教鞭をとっているから、そこのつながりです」「その人を首にしてください」
僕はあきれて、防衛省への協力を断りました。
すると、さっそく動きがあった。
新宿アルタ前の横断歩道を渡っていると、周囲からキャーという悲鳴が起こった。何かと思って振り返ると、タクシーが僕をめがけて突っ込んできた。その瞬間、僕は運転手の顔を見た。その運転手と目が合った。その目を見て、分かった。うっかり引いた、なんてもんじゃない。完全にひき殺しにきている。
僕はとっさにジャンプして、ボンネットに飛び乗った。フロントガラスが割れて、僕の体は数メートル弾き飛ばされた。
幸い無傷だった。空手をしていたから、運動神経にはそれなりに自信がある。数メートル飛ばされたものの、着地は体操選手並みにきれいだったよ(笑)
「味方にならないぐらいなら、殺してやろう」
そういうつもりだったんじゃないかな。
タクシーに殺されそうになったのは、他にも何回かある。
何年前だったか、新橋で僕と先輩がいたとき、先輩がタクシーを止めようとして道半ばに身を乗り出したとき、そのタクシーにはねられた。運転手は、僕が止めると思ったのだろう。僕が後輩だからね。
そのひき逃げ未遂は、〇〇社の差し金だと僕はにらんでいる。僕は永久発電機を作ったから、それがよほど不都合だったのだろう。
あの企業は手段を選ばない。その気になれば、人を拉致もします。拉致された本人の僕がいうのだから、間違いありません(笑)
ある岐阜県の山奥のお寺に拉致された。そこの院主と対話したのだけれど、院主の背後にある仏像の裏には、某社関係者が座っている。
僕は、僕の発明が世のため人のためになることを願っている。僕の発明が、どこかの企業の利益と衝突するとか、僕はそんなことを忖度しない。院主との対話でも、僕はそのスタンスを崩さなかった。下手をすれば、僕は某社に殺されていただろう。でも、院主が間に入ってとりなしたことがよかったのだと思う。僕は幸い無傷で解放された。
解放されたあと、僕はその院主と友達になった。彼は、いわゆる「見える人」でね。僕にときどき電話がかかってくる。「たかちゃん、あのさ、今から高野山に行きなよ。高野山に○○神社ってところがあって、そこのお参りしなきゃいけないよ」それで実際にいくと、発明のインスピレーションがおりてきたりする。そんな不思議な経験がよくあります。
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ちなみに、宗像久男先生とは、先生が亡くなる数日前に飲んでいました。コロナに罹患して入院し、その退院前に心臓発作で亡くなったということになっているけど、嘘ですよ。だって、僕と一緒に飲んでて元気だったから。あの人は殺されたと思う」
以下、告知です。
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稀代の発明家高藤恭胤先生と、来月講演を一緒にさせていただくことになりました。
高藤先生は大学で教鞭をとっていることもあって、しゃべるのも上手ですが、一般向け講演をする機会はあまり多くありません。
永久機関を作り、ノーベル賞に今最も近い男、高藤先生のお話を聞いてみませんか。
神戸の会場で生で聞きたい方は、こちらからどうぞ。
https://kaijoutokubetukouenkai20250320.peatix.com/
オンラインで視聴されたい方はこちらからどうぞ。
https://onlinetokubetukouenkai20250320.peatix.com/
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