RFKジュニア率いるCDCがインフルエンザ予防接種キャンペーンを中止、主要ワクチン接種会議を中止
アメリカ疾病対策センター(CDC)は、ワクチン懐疑論者として知られていたロバート・F・ケネディ・ジュニア氏が国のトップ保健当局者に就任したわずか数日後に、季節性インフルエンザ予防接種を推進するキャンペーンを中止し、ウイルス専門家らによる主要会議を中止した。
NPR の報道によると、数十年で最悪のインフルエンザ流行期が猛威を振るう中、ケネディ氏のリーダーシップの下、 CDC は 2月19日、高リスクの人々にワクチン接種を促すことを目的とした「ワイルド・トゥ・マイルド・イニシアチブ」を中止した。
広告では、ワクチン接種をするとインフルエンザウイルスの脅威が減ることを動物に例えて表現し、子猫とライオンのイメージを使っていた。
しかし、CDC の職員は国立予防接種・呼吸器疾患センターの代表者との会議で、キャンペーンは継続されないと告げられたと同メディアは報じた。その後、キャンペーンに関する情報は CDC のウェブページから削除された。
ワシントン・ポスト紙の報道によると、 保健福祉省は 20日、CDCに対し、 2月26日と28日に予定されていたワクチン諮問委員会の会議(ケネディ氏は過去にもこの委員会を批判していた)を無期限に延期するよう命じた。
この動きは、ケネディ氏がトランプ大統領の下で米国保健福祉長官に就任してから 1週間も経たないうちに起こった 。
保健福祉省の広報担当者はワシントンポスト紙に対し、ワクチン会議は「会議前に一般からの意見を反映させるために延期された」と語った。
しかし、21日の時点では会議の日程は変更されていなかった。
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