米国が「今後、ヨーロッパでの軍事演習をすべて中止する」と発表
米国は「今後ヨーロッパでの軍事演習をすべて中止する」
トランプ大統領が NATO から離脱を続ける中、NATO 諸国は米国抜きで作戦を計画せざるを得なくなる可能性がある
報道によると、米国は同盟国に対し、欧州での軍事演習に参加する予定はないと伝えた。
この動きは、ドナルド・トランプ大統領の欧州連合離脱政策の最新の動きであり、米国は今年すでに予定されている演習以外の演習からも撤退することになる。
スウェーデンの新聞エクスプレッセンによると、この撤退は「計画段階」の演習に関するものだという。
これは、NATO 諸国が同盟国最大の米軍の参加なしで演習を計画せざるを得なくなることを意味する。
トランプ大統領は、NATO 諸国が国内総生産(GDP)の 2%を防衛費に充てるという現在の目標を達成していないとして繰り返し批判し、その格差が米国に不公平な負担を課していると主張している。
同氏は 3月7日、同盟の大改革の一環として、支出目標を達成しない NATO 同盟国を米国は防衛しない可能性があると警告した。
また、トランプ政権は NATO の関与を、防衛費の増額を伴う加盟国に有利な形で再編しているとの報道もある。
当局者は NBC ニュースに対し、大統領は GDP の一定割合を防衛費に費やしている加盟国との軍事演習を優先することを検討していると語った。
テレグラフ紙は 3月7日、トランプ大統領が米軍をドイツから撤退させ、東ヨーロッパに再配備することも検討していると報じた。
同氏は現役隊員約 3万5000人を撤退させ、ハンガリーへ移すことを検討しているとみられる。
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