先日ドイツはロシアのガス供給を停止しない方向に転換
[ダブリン 7日 ロイター] – ロシアのノワク副首相は7日、欧米がロシア産原油の輸入を禁止すれば、原油価格は1バレル=300ドルを超える水準に上昇するほか、ロシアからドイツに天然ガスを供給するパイプラインも閉鎖されると警告した。
ノワク副首相は国営テレビで放映されたビデオ声明で「ロシア産原油を拒否すれば、世界市場は壊滅的な打撃を受ける」と指摘。「予測もできないほどの原油高に見舞われる」とし、1バレル=300ドルまで上昇するとの見方を示した。
その上で、欧州がロシアから輸入する原油の代替輸入源を探すには1年以上かかると指摘。「ロシアからのエネルギー供給を拒否するなら、すればよい。ロシアには代替輸出先がある」と述べた。
また、ロシア産天然ガスをドイツに運ぶパイプライン「ノルドストリーム2」の凍結を受け、「ロシアにはノルドストリーム1を通した天然ガス供給の停止を決定する権利がある」とし、欧連合(EU)に報復するかはロシア次第だと表明。「現時点ではこうした決定は行っていない」としながらも、「欧州の政治家のロシアに対する発言や非難は、ロシアをその方向に後押しするものだ」と警告した。
マイコメント
日本の原油の輸入国を地図で見ると
半分以上がUAEとサウジアラビアであるが、6%をロシアからも輸入している。
6%くらい減っても問題はないと思うかもしれないが、ロシア減産の影響を受けてUAEとサウジ
アラビアの原油が急騰することは間違いない話です。
今回の記事にある天然ガスにいたっては
ロシアからの輸入が約9%と無視できないものになっています。
また、ロシアからの欧州各国のガス輸入国は
ほぼ全域にわたっていてこれらの国々が輸入をストップすれば大問題になるのが目に見えている。
したがって、ロシアの言う通り世界の原油価格は大変なことになります。
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