一部地域ではガソリン170円超えも・・・
経済産業省は9日、ガソリンなど燃油価格の急騰抑制策について、石油元売り会社に支払う補助金額を10日から1リットル当たり17円70銭にすると発表した。これまでの5円では抑制効果に限界が出ており、大幅に拡充して経済への影響を緩和する。7日時点のレギュラーガソリンの全国平均小売価格は前週に比べて1リットル当たり1円80銭高い174円60銭。値上がりは9週連続で、2008年9月以来、約13年半ぶりの高値水準となった。
政府が補助上限を5円から25円に拡充すると決めて以降、実際の補助額を公表するのは今回が初めて。
止まらないガソリン価格の上昇 先週からさらに大幅値上げ
ガソリン価格「1リットル=300円」時代に突入か ロシアが欧米の「禁輸」に脅し
8日のニューヨーク原油先物相場で、主要指標が1バレル=123.70ドルと約13年7カ月ぶりの高値となった。ロシアは自国産原油を欧米が禁輸すれば「300ドルを超える」と脅している。国内のレギュラーガソリン価格は1リットル=172円台で過去最高(東京都区部で182円)に近づくが、さらなる上昇が懸念される。
バイデン米大統領は8日、ロシア産原油などの輸入禁止措置を発表。英政府はロシア産の油製品などの輸入を2022年末までに段階的になくすとし、欧州連合(EU)欧州委員会も「30年よりかなり前に」ロシア産化石燃料への依存から脱却する計画を公表した。
バイデン氏は、禁輸措置でロシアに「強力な打撃を与える」と訴えた一方、米国内の原油価格はさらに上がると指摘し、石油会社に「価格水増しをしている場合ではない」と過度な値上げを牽制(けんせい)した。
ただ、欧米の禁輸により、原油価格高騰に拍車が掛かる恐れがある。ロシアのノバク副首相は7日、欧米がロシア産原油などを禁輸すれば原油価格は1バレル=300ドルを超えると指摘し「市場に破滅的な結果をもたらす」と警告した。
原油価格の上昇は幅広い業種に影響を与えるが、直結するのがガソリンなど燃油価格だ。東京都区部のレギュラーガソリン価格が過去最高値の1リットル=182円を付けたのは08年8月だが、原油価格は同年7月に史上最高値の1バレル=147ドルまで上昇していた。
仮にロシアが脅すように原油価格が300ドルに近づけば、ガソリン価格も1リットル=200円を超え、300円に近づいてもおかしくない。
自民、公明、国民民主3党は9日に幹事長会談を開き、ガソリン税の一部を軽減する「トリガー条項」の凍結解除について協議する見通しだが、国民生活を守る対策は待ったなしだ。
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もし、ガソリンが300円を超えたら大変なことになります。
車のみならず、農家や漁業に与える影響が大きく諸物価が大きく値上がりになります。
昨日の記事にもあるように政府の小麦粉卸値も上がりました。
来月になれば多くの物価が上がります。
給与も増えないし、ましてや年金は来年度は下がるような状況の中で国民生活は大きく
レベルが下がることでしょう。
こんな場合政府は何としてくれるのか?
先日の維新が発表した月6万円のベーシックインカムなんか何かの冗談と思えるほどです。
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