第7波の兆候?都内でオミクロン株BA.2が加速増加!前週の2倍以上 今後はBA.2系統が主流となる恐れ
今後はBA.2が主流となる可能性があるが重症化はしない
3月24日に東京都は新型コロナウイルスのモニタリング会議を開き、変異株「オミクロン株」の別系統である「BA.2」の感染事例が急増していると報告しました。
通常のオミクロン株と比べて強い感染力を持っているとされている「BA.2」は3月1日からの1周間が17.8%の比率だったのに対して、3月8日から3月14日の1週間で38.5%に増加。
東京都の新規感染者数にもこの数日間で増加傾向が見られ、今後はオミクロン株が急激に「BA.2」へと変わっていく可能性が高いです。
モニタリング会議では新型コロナウイルスの再感染や感染拡大を懸念する声が相次ぎ、多くの専門家らは「BA.2株が従来株を逆転し主流になる」との見解で一致していました。
これが第7波を引き起こすトリガーになる恐れもあり、引き続きBA.2の感染状況には注目したいところです。
BA.2への置き換わり 都内で急速に進む 専門家、再拡大を懸念
https://www.asahi.com/articles/ASQ3S65D2Q3SUTIL03W.html
第6波の主流だったオミクロン株のBA.1からBA.2への置き換わりが急速に進んでいることから、感染状況の警戒レベルは最高レベルが維持され、専門家は「感染の再拡大の危険性が高いと思われる」とコメント。年度末前後のイベントによる人の移動、接触機会の増加に注意を促した。
都内でオミクロン「BA.2」株感染例、38%超に急増 専門家が感染再拡大へ警告
https://nordot.app/879901988713218048
東京都内の新型コロナウイルスの感染状況と感染対策を評価する都のモニタリング会議が24日開かれ、感染力がより強いとされるオミクロン株の変異株「BA.2」の検出割合が前週より急増し、4割弱にまで高まっていることが分かった。会議に出席した専門家は、今後の感染再拡大への懸念と対策継続を呼びかけた。
ステルスオミクロン(BA.2株)の感染力は?
引用→https://www.soujinkai.or.jp/himawariNaiHifu/stealth-omicron/
ステルスオミクロン(BA.2株)の特徴の1つに非常に高い感染力があげられます。
従来のBA.1株でも十分高い感染力が特徴でしたが、ステルスオミクロンはBA.1株よりさらに感染力が高いことがいくつかの報告でわかりました。
京都大からの調査ではBA.2の実行再生産数(1人の感染者が次に平均で何人にうつすか”を示す指標)がBA.1よりも18%~26%高いことが示されています。
また英国での調査でも、通常のオミクロン株よりも家庭内接触者に対する2次感染率が高い(13.6% vs 10.7%)という結果でした。同調査では、家庭外での2次感染率もBA.2株のほうが高いことが報告されています。(5.3% vs 4.2%)
同様に8541世帯のオミクロン株に感染した世帯を対象としたデンマークの査読前論文でも、同居した家族への2次感染率は39%(BA.1株は29%)であり、BA.1株と比較しても高い感染力がうかがえます。
こうしたことからステルスオミクロン(BA.2)はBA.1よりも感染力が高いといえますし、感染力の高いBA.1株を凌駕する感染力は脅威といえるでしょう。
実際、3月23日の発表ではBA.2株の世代時間(1分裂に必要とされる時間)はBA.1株よりも15%短く、4月第1週時点で日本でも72~84%がステルスオミクロン(BA.2株)に置き換わると予測されています。ただし、95%信頼区間もいくぶん幅が広いので、今後「いつの段階でBA.2株が主役になってくるか」によってピークの時期が決まってくるでしょう。
ステルスオミクロン(BA.2株)の症状は?
これまでのところステルスオミクロンの症状は「既知の新型コロナ感染症症状とかなり一致しており、BA.1株と区別できない」とされています。CDCが発表している症状としては、以下のものがあげられます。
- 発熱または悪寒
- 咳
- 息切れまたは呼吸困難
- 倦怠感
- 筋肉や体の痛み
- 頭痛
- 味覚嗅覚障害
- のどの痛み
- 鼻づまりまたは鼻水
- 吐き気または嘔吐
- 下痢
BA.1株と同様ならば、喉の痛みが強くでやすいことや味覚嗅覚が低下しにくいと考えられます。オミクロン株の症状については新型コロナウイルス「オミクロン株」の特徴について【感染力・症状・重症化】も参考にしてください。
また症状の他の特徴として英国保健安全保障庁(UKHSA)ではBA.2株はBA.1株よりも潜伏期間が半日ほど短いことを他の特徴としてあげています。
マイコメント
コロナウイルスの変異株BA.2については感染力が強いけど重症化するケースは少ないようです。
5月以降にBA.2が猛威を振るう可能性がありますが、それほど心配いらないでしょう。
むしろ、ワクチン接種された方は自己免疫力が低下(個人差があります)している可能性が
高いので、回復に時間がかかるようであれば要注意です。
未接種の方は自己免疫力で対応できるので感染しても軽傷で済む可能性があります。
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