日本発「空中バイク」、世界へ 中東・米国で販売―開発ベンチャー
ドローン開発などを手掛けるベンチャー企業「A.L.I.(エー・エル・アイ)テクノロジーズ」(東京)が、空中を走行するホバーバイクの受注を海外で始めることが4日、明らかになった。昨年秋に国内で予約を受け付けたのに続いて中東や米国の富裕層らに「空中バイク」を売り込み、販売を本格化させる。8日にモナコで開幕する展示イベントで発表する。
同社が開発したホバーバイク「XTURISMO(エックストゥーリスモ)」は、プロペラで機体を浮かせて地上数メートルの高さを走行する。「次世代型モビリティー(移動手段)」として注目され、レジャーはもちろん、災害現場での救助活動といった幅広い利用法が想定される。
今年3月には、プロ野球日本ハムの開幕セレモニーで新庄剛志監督が乗って登場し、ファンを沸かせた。ただ、日本では法律上、私有地での走行に限られ、今のところ受注台数はわずかにとどまる。
一方、中東諸国では走行規制が緩く、既に政府や企業、富裕層から問い合わせが数多く寄せられているという。砂漠の上を走行するのにも適しており、国境警備などに活用できる。
米国では映画やレースイベントなどの分野で引き合いが強く、エー・エル・アイは海外でより大きな需要を見込めると判断した。製造拠点も現在は国内のみだが、本格販売に併せて中東地域でも近く生産を始める。
価格は1台77万7000ドル(約1億円)。9日に予約受付を始め、来年初めの納車を見込む。同社の小松周平会長は「中東を最初のターゲットにしたい」と意気込みを語った。
マイコメント
すごいですね。
空飛ぶ車の前に空飛ぶバイクです。
でも、800万円が高いか安いかですね。
私にはとても手が出ないけど、狭い国土の日本では許可されないと思います。
欲しい方は海外移住です。
コメント