ロシアからのガスが途絶えると制限をかける?
経済産業省は、家庭・企業に対して都市ガスの使用制限を設けることができる案の検討を始めました。
時事通信によりますと、これは11日に開かれた、経産相の諮問機関・総合資源エネルギー調査会の有識者会議で提案されたものです。対露制裁によりロシアからの液化天然ガス(LNG)輸入に支障が生じた場合を想定しています。
この案では、第一段階として各家庭や企業に数値目標のないガスの使用節制を要請します。改善しなければ、数値目標を設けた要請をかけ、それでも事態が変わらない場合は、企業などの大口需要家に対し使用制限令を発出できます。
経産省は、この案を反映させたガス事業法改正案を秋に予定されている臨時国会に提出することを検討しています。
日本のガス輸入の現状は
この図を見てもわかるように日本は世界で2番目にLNG輸入量の多い国であり、ロシアからのガス
輸入依存度も4番目です。(LNG:液化天然ガス)
そして、日本は島国で国内でのLNGは全体の2.3%しかありませんので輸入されるLNGの供給が
減れば困ることになります。
したがって、このままロシア制裁が続くならば日本もガスの輸入に困り使用制限を政府が科す
可能性が高いということです。
しかしながら、こうしたエネルギー危機は政府が自ら招いていることであり、国民に何ら
責任がないことだろう。
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