北朝鮮のミサイル 東北上空を通過

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北朝鮮ミサイル東北通過 政治・経済

北朝鮮のミサイル 東北上空を通過

北朝鮮弾道ミサイル 日本列島東3000キロ余落下か

2022年10月4日 9時15分

政府関係者によりますと、北朝鮮から発射されたミサイルは東北地方の上空を通過したあと、日本のEEZ=排他的経済水域の外側の太平洋に落下しとみられています。

発射後、およそ20分間、4000キロ以上飛行し、日本列島の東3000キロ余りの海域に落下した可能性があるということです。

防衛省は情報の分析を詳しく進めています。

韓国 ユン大統領「飛行距離4000キロ程度の中距離弾道ミサイル」

韓国のユン・ソンニョル(尹錫悦)大統領は、北朝鮮が4日朝に発射した弾道ミサイルについて、報道陣に対し「飛行距離が4000キロ程度になる中距離弾道ミサイルが日本を越える形で発射された」と述べました。

そのうえで「北は、わが軍をはじめ、同盟国や国際社会のきぜんとした対応に直面することになる」と述べ、北朝鮮を強く非難するとともに、午前9時からみずからも出席してNSC=国家安全保障会議を開くことを明らかにしました。

国家安全保障会議の閣僚会合終わる(午前9時ごろ)

北朝鮮による弾道ミサイルの発射を受けたNSC=国家安全保障会議の閣僚会合が、午前9時ごろに終わりました。

岸田総理大臣や浜田防衛大臣、それに林外務大臣らが出席し、これまでに入っている情報の報告を受けたうえで、今後の対応などについて協議したものとみられます。

自民 小野寺安全保障調査会長「看過できない」(午前8時すぎ)

冒頭、小野田防衛政務官は「弾道ミサイルの可能性があるものが発射された。北朝鮮による一連の行動は断じて容認できず、引き続き、情報収集と警戒監視に全力を挙げ、わが国の平和と安全の確保に万全を期していく」と述べました。

また、自民党の小野寺安全保障調査会長は「Jアラートが発出されたのは5年ぶりであり、わが国の上空を通過したとすれば、看過できない大変異常な状況だ。また、今後、核実験のさまざまな情報も持たらされることもあると思う」と指摘しました。

現在は、防衛省の担当者が、相次ぐ北朝鮮による弾道ミサイルの発射などについて、説明を行っているものとみられます。

ミサイル 日本列島の東3000キロ余の海域に落下か

松野官房長官は、北朝鮮が発射した弾道ミサイルは、東北地方の上空を通過し、日本のEEZ=排他的経済水域の外側の太平洋上に落下したと推定されると明らかにしました。

また、政府関係者によりますと、北朝鮮から発射されたミサイルは東北地方の上空を通過したあと、日本のEEZ=排他的経済水域の外側の太平洋に落下したとみられています。

発射後、およそ20分間、4000キロ以上飛行し、日本列島の東3000キロ余りの海域に落下した可能性があるということです。

防衛省は情報の分析を詳しく進めています。

この中で、松野官房長官は、北朝鮮が4日午前7時22分ごろ、北朝鮮内陸部から弾道ミサイル1発を東方向に発射し、東北地方の上空を通過したあと、7時44分ごろ、太平洋上の日本のEEZ=排他的経済水域の外側に落下したと推定されることを明らかにしました。

また、現時点で、被害報告などの情報は確認されていないとしています。

そして、ミサイルが日本の上空を通過したことを踏まえ「ミサイルが通過したと判断される地域に重点を置き、落下物などの被害がないか速やかに確認すること。北朝鮮の今後の動向を含め、情報収集・分析を徹底すること。アメリカや韓国などの関係諸国と連携し、必要な対応を適時適切に行うことの指示が岸田総理大臣からあった」と述べました。

そのうえで「一連の北朝鮮の行動はわが国、地域および国際社会の平和と安全を脅かすものであり、国際社会全体にとっての深刻な挑戦だ。関連する安保理決議に違反するもので、北朝鮮に対し厳重に抗議し、最も強い表現で非難した」と述べました。

そして「国連安保理の場を含めアメリカ、韓国をはじめ、国際社会と緊密に連携して対応するとともに、国民の生命・財産を守り抜くため、引き続き、情報の収集と分析、警戒監視に全力を挙げていく」と述べました。

岸田首相「暴挙で強く非難」

岸田総理大臣は午前8時過ぎに総理大臣官邸で記者団に対し「先ほど北朝鮮が弾道ミサイルを発射し、我が国上空を通過し、太平洋上に落下したとみられる。最近の度重なる弾道ミサイルの発射に続く暴挙であり、強く非難する」と述べました。

そのうえで「私からはこの事態を受けて、落下物等による被害がないかの確認、そして情報収集分析の徹底、関係国との連携を指示したところだ。こののち、直ちにNSC=国家安全保障会議を開催し、情報の集約、分析に努めたい」と述べました。

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