辛坊治郎氏 ガソリン補助金に疑問符「元売り、めちゃめちゃもうかってる」「各家庭にお金を配る方がまし」
国民に還元されず石油元売りを利し、政治献金として戻ってくるという財務省と政治家が結託した悪だくみ
キャスター辛坊治郎氏(66)が19日、ABEMA「News Bar橋下」(土曜後9・00)にゲストで生出演し、政府によるガソリンへの補助金に疑問を呈した。
政府はガソリン価格の高騰を抑えるため、石油元売り会社に1リッター当たり32円30銭の補助金を出すことを決定した。総合経済対策として、数々の資源高対策が講じられる中、辛坊氏は、「各家庭にお金を配る方がましですね」と指摘した。
その上で、ガソリン補助金のからくりを解説した。「今、石油の元売りに金出しているでしょう?ところが、今回の資源高局面で、いわゆる輸入しているところの元売りみたいなところ、商社、めちゃめちゃもうかってる。めちゃめちゃもうかってる」と強調。ガソリン価格について「本来は何もしなければリッター200円くらいになるところ、160円くらいで落ち着いている」とし、「そうすると、省エネしようとか、ガソリンを節約しようということにならない。ガソリンの値段が一気に上がってくれば、ガソリンを減らすのにどうしようかとみんな考える」と、資源節約の動機にはつながらないと懸念を示した。
世界と比較すると、「日本のガソリン代って、先進国の中で圧倒的に安い」といい、「安いから対策が起きない」とも指摘。「同じ金をばらまくなら、国民にばらまいて、それぞれ対策をしてくださいねと(するべき)。世の中の状況がこうなっているということを認識しながら、お金の使い道に関してはそれぞれの家庭がやってくださいねという方が、よっぽど未来のためになる」と提案した。
元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏は「ガソリンを使わない人は全然恩恵ないですからね」と、辛坊氏の主張に理解を示した。
マイコメント
政府が石油元売りに補助金を投入し価格が維持されていると言っても、ほぼ160円台で推移し
それ以上ガソリン価格は上がることはあっても下がらない。
本来なら最近の原油価格からすれば150円台があってもおかしくない。それなのに下がる傾
向を一切見せないというのは差益が石油元売りに入っているか、ガソリンスタンドに吸収さ
れているからだろう。
つまり、車を所有する国民は補助金の恩恵を100%受けていないと言うことです。もしかし
たら、その恩恵は50%程度かもしれない。
なぜ、政府が補助金に拘るのかというと、海外ODAのように補助金を投入した企業から政治
献金や税収として戻ってくるからです。昨年度の税収が66兆円と増加したと言われているが
その3割くらいはコロナ禍で投入した補助金が税金として戻ってきているものです。
当然財務省はウハウハでしょう。
何しろ赤字国債を発行しなくとも税収が増えるんですからね。
また、増えた税収を赤字国債の返済に回しているかと言うと、そういう報道はない。
だから、消費税上げて税収増やしてもただ使われるだけで意味がないと言うことです。
この政府と財務省のマジックに気付かないと・・・。
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