現行の健康保険証、24年秋に原則廃止…「マイナ」と一本化で医療デジタル化を後押し
マイナカードと一体化されたらマイナカードを持たない人はどうなる?
政府は、現行の健康保険証を2024年秋に原則として廃止する方向で調整に入った。マイナンバーカードを保険証代わりに使う「マイナ保険証」がすでに導入されており、保険証を廃止して一本化する。マイナンバーカードの普及を加速させ、医療のデジタル化を後押しする狙いがある。
河野デジタル相が13日にも発表する。政府は6月に閣議決定した「デジタル社会の実現に向けた重点計画」で、24年度中をめどに保険証の原則廃止を目指す方針を明記していたが、具体的な時期は決まっていなかった。同年秋の廃止に向け、デジタル庁が中心となって準備を進める。
政府はマイナンバーカードをデジタル社会の基盤と位置づけ、22年度末までに「ほぼ全国民」への普及を目指している。カードの新規取得者らに最大2万円分の「マイナポイント」を付与する事業も進めている。しかし、カードの交付率は9月末時点で49・0%にとどまっている。
保険証を廃止し、マイナンバーカードを使って保険資格を確認するようにすれば、医療機関側が氏名や住所をシステムに入力する手間が省ける。保険資格を失った人が、誤って保険証を提示するミスもなくなる利点がある。
政府は医療機関や薬局に対し、マイナンバーカードで保険資格を確認するシステムの導入を23年4月から原則として義務づける。今後はこうしたシステムの導入が円滑に進むかや、保険証廃止後もカードを取得しない人にどう対応するかが課題になる。
政府はすでにマイナンバーカードと運転免許証の一体化も検討しているほか、新たに創設する「デジタル田園都市国家構想交付金」の査定では、自治体ごとのカード普及率を考慮する方針で、取得を後押しする施策に力を入れる。
マイコメント
実に強引なやり方です。
これが実施されるとマイナカードを持たない、あるいは持てない人は健康保険証が持てない
ということになり、国民が等しく医療が受けられる権利を奪うものです。
こういう強引なやり方が許されていいものなのでしょうか?
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