アメリカ大寒波 街は冷凍庫に あらゆるものが凍り外出危険(2022年12月26日)
日本の大雪をはるかにしのぐ爆弾寒波!
139,134 回視聴 2022/12/26
アメリカに襲来した記録的な寒波です。猛吹雪によるホワイトアウトで数百人が車に閉じ込められる事態となっています。
爆弾低気圧が襲い、猛吹雪のクリスマスになったアメリカ。週末、人口の6割にあたるおよそ2億人が大雪の警報や注意報の対象になったのです。
アメリカ北部・シカゴは、マイナス23℃を観測。高層ビル街を流れる川には、氷の霧が漂っています。町全体が冷凍庫のような状態に。
ニューヨーク州、キャシー・ホークル知事:「ニューヨーク州には零度を超えている場所は一つもない。これは歴史的な出来事になるかもしれない」
地元記者:「屋内に居てください。特に車で出掛けないように。この地区の天候は非常に並外れて…」
突然の強風に姿を消すレポーター。
雪だけでなく激しい波が住宅を襲います。3階建ての家を超える高さに達することも。アメリカ、ニューヨーク市から北東に位置するメイン州やニューハンプシャー州に高波が襲います。満潮の時期と新月が重なり、潮位は高くなっていました。そこに、低気圧により海面が吸い上げられ水位が上昇。さらに陸側へ強風が吹き、高潮が発生。防潮堤を波が越え各地で浸水したのです。
都市部にも水が押し寄せます。ニューヨーク・ブルックリンも高潮により冷たい海水が町を覆いました。レスキュー隊はボートを使って市民の救助に向かいます。駅構内にも浸水。線路は水浸しで電車もストップ。
ハイウェーは車線が見えないのですが、多くの車がスピードを出します。当然ながら各地で事故が発生。特に北部の州などは運転をしないよう呼び掛けます。そんな中でも突き進む車。しかし、案の定車はストップ。追い打ちをかけるように吹雪が襲います。地元当局は数百人が雪で車に閉じ込められたといいます。
40年に一度といわれる記録的な寒波は、異様ともいえる光景も生み出しました。まるで洞窟のようなつららが街中に発生。ここには一体、何があったのでしょうか。テキサス州のとある町で撮影された映像。ここは洗車場、ブラシなどが凍りつき、多くのつららができたのです。
地元メディアによると、歴史的な寒波により、これまでに30人以上が死亡。週末だけでおよそ8000便が欠航するなど、アメリカは大荒れのホワイトクリスマスとなったのです。 (C) CABLE NEWS NETWORK 2022
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp
【今季最強寒波】各地で今シーズン一番の積雪 救急搬送に影響 痛ましいケースも…(2022年12月26日)
73,814 回視聴 2022/12/26
寒波の影響で、北日本や東日本の各地で今シーズン一番の積雪となっています。一時停電して孤立状態にあった新潟県の集落では、救急搬送ができない事態になっていました。
26日も寒波は居座っています。車にうず高く雪が積もる新潟県湯沢町。人々は黙々と除雪に追われています。
今季、最強となった“クリスマス寒波”。26日も日本海側や山間部では雪が続いています。北日本から東日本の各地で今シーズン一番の積雪となっています。平年の3倍以上の雪が積もっている所も多く、なだれや落雪の危険度が高まっています。
今シーズン一番の積雪となった群馬県みなかみ。25日夜から雪が降り、26日午前4時ごろ、除雪を行いましたが、朝方には積雪です。
藤原スキー場経営企画部・高草木徳行主任:「(オープン)1週間前になっても土面が見えている状態。降ってもらわないと(オープンの)見込みが立たない」
みなかみにあるスキー場。22日、ゲレンデはうっすら土が見え、24日のオープンを諦めました。ところが24日、急に雪が降り出し、急きょ、オープンしました。
藤原スキー場経営企画部・高草木徳行主任:「24日がすごかった。車のボディーカラーが見えないくらい積もっている」
一方、被害を受けた地域も多くあります。一時、最大で1万9000戸が停電した北海道紋別市。25日午後2時半すぎに停電はほぼ解消したものの、通行止めも相次いでいます。男性は蓄えた食糧で“停電”を乗り切りました。
住民:「普段から蓄えて、町に買いに行くんだって遠いでしょ」
ただ、痛ましいケースもありました。
目撃した人:「(救急)車両入れなかったんですよ。もう倒木で…」
救急搬送に支障があったケースも分かりました。
新潟県村上市。25日夜に一時停電し、孤立した小揚集落です。
住民:「携帯が使えなくなって行政にも連絡がつかない。孤立したんだなと改めて実感した」
一夜明け、痛々しい爪痕を目の当たりにしました。例年とは違う、ざらついていて重たい雪でビニールを張っていない状態のビニールハウスは、それでも骨組みがくずれてしまいました。
さらに痛ましいケースも分かりました。今回の停電は電線が切れてしまったことが原因とされています。私たちが確認しただけでも、倒木が十数本ありました。集落では25日、50代男性が急病で亡くなりました。24日の昼食後に体調が急変。家族は119番通報しましたが、道路は倒木した状況です。救急搬送に支障があった様子を近所の人が見ていました。
近所の人:「車両入れなかったんですよ、倒木で」
通常なら20分から30分で来る緊急車両。なんとか徒歩で救急隊員が駆け付けたのは、通報から1時間半が経ったころです。
近所の人:「救急隊員が7、8人来て、担架みたいなので。途中までずっと(歩いて)いって、(途中から)トラクターで担架みたいなのを引っ張っていった。そこからまた救急車までは消防隊の人が引っ張っていったみたい」
保健師:「ごめんください、役場の保健所です」
26日、市役所の保健師が集落を回り、住民に異状がないか確認する姿がありました。
保健師:「体は今は調子は悪くないですかね?」
住民:「徐々に…疲れている」
今も混乱が続く地域もあります。
停電が起きた北海道紋別市。公衆の温浴施設では、停電に備え対応に追われていました。
市民の湯くつろぎ湯処紋太の湯・田中勝彦さん:「電気が止まると、1階の主浴槽のお湯がすべてこの地下に落ちてきます」
仮に深夜、再び停電が起きた場合、ポンプなどの設備が水没する恐れがあることから、毎日お湯を抜いて帰らなければなりません。
市民の湯くつろぎ湯処紋太の湯・田中勝彦さん:「水道代・ガス代が6倍、7倍になる。早く停電の完全復旧、期待しております」
食料品売り場では、ある物の欠品が相次いでいました。冷凍食品の方には商品が棚の中には入っていません。アイス売り場も棚の中には商品は全く入っていません。停電で冷凍食品などが溶けたため、廃棄したそうです。
気になるのは週末の空模様です。29日から30日にかけ、再び冬型が強まって、強い寒気が襲来する予報です。人々は、備えを始めています。
買い物客:「カイロ。ないと困る。1個か2個あったけど、また(停電に)なるかもしれない」「電池買いました。また(停電に)なる不安はある」
同じく紋別市内にあるホームセンター。大きな段ボールを抱えた人が相次いでいます。一体、何を買ったのでしょうか。
購入した客:「電気のいらないストーブ。電源を取らないで火が付く」
停電に備え、電気のいらないストーブが人気となっていました。
購入した客:「きのう行っても(店に)なかった。きょう入ると聞いたものですから、先ほど行った」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp
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