今さらマスクの議論をしても、失われた子どもたちの3年間は不可逆
子どもたちから知能と認知を奪うのがそんなに楽しいか?
私は、あまり人のことを悪くいったり、中傷したりするような言葉を使うのは好きではありません。つまり、たとえば「バカ」とか、「ダボスが!」とか、そういう汚い言葉はほぼ使いません。
ですが、最近になって、普通の報道やら何やらで、マスクの議論というのか、着用どうのこうのについての記事を見ます。
最近も「子どものマスク」についての記事などを見ました。
そういうのを見ていますと、どうしても、
「ダボス」
とは思いますね。
「言うのがおせえんだよ」
と。
なんで今になって言い始めると。
3年前に言うことだろうと。
2020年の段階で、少なくとも子どもに関しては「マスクの着用は禁止」されなければならなかった。
これは別に、感染症対策に有効とか有効じゃないとかの話ではないです。
「社会が崩壊する」
からです。
感染症対策についてのことについてもそうですが、そのあたりは、2020年からもう幾度となく書いていますが、以下のような記事にもあるでしょうか。
[記事] マスクは「禁止」されなければならない。消毒も「禁止」されなければならない
In Deep 2022年6月30日
すでに期間が長くなりすぎている。
80歳の人にとっての 3年間は人生のほんのわずかなものかもしれないですが、6歳の子どもの 3年間は「人生の半分」です。
人間の記憶がある程度形成されるのが、2歳とか 3歳だと考えると、
「今 6歳の子どもたちは、記憶の全部がマスク生活」
になっている。
社会はマスクをする場所であり、自分もマスクをする存在だということ以外、考えようがなくなっている。
小学生の子どもたちの中には、「友だちの顔をほとんど知らない」子どもたちも多いでしょうし、今年、中学や高校を卒業する人たちは、
「入学から卒業までクラスの人たちの顔をわからないまま学生生活が終わった」
という人たちもいるでしょう。
人間の生涯にわたるコミュニケーション能力が形成されるのは、この若い時期です。
今の18歳以下のすべての子どもと若い人たちが、それを強制的に剥奪されてきたわけです。
まともな未来など来るわけがありません。
日本がどうこうということではなく、世界中の主要国で、今までにないような若者たちの凶悪な犯罪が増えています。
前回のニュージーランドの記事で、学者の方が以下のように書かれていたようなことが各国で起きています。
> 若者たちは、ナタを振り回し、狂乱の犯罪の波の中で毎日、酒屋、電子タバコ店、乳製品店、宝石店を襲撃している。
これが極端な事例でもないことは、最近の日本の集団強盗だの路上生活者への云々だのいろいろと報道のタイトルでもわかります。
なぜ、こういうことと「マスク」が関係するか。
以前アメリカ陸軍の元中佐で、心理学の専門家の方が、
「マスク着用が常態化してしまった場合、とんでもなく凶悪な犯罪が増えるのではないかと私は懸念している」
と述べていたことがありました。
理由は簡単で、心理学的に「マスクをしている人に対しては、人間的感情がおきにくい」からです。感情を相手に持てない。単なる「物」に見える。
以下の記事でご紹介しています。
[記事] マスクで何人の子どもたちが死ななければならないのか。あるいは、マスクが社会での「暴力と殺人を増加させる」メカニズム
In Deep 2022年7月25日
米陸軍元中佐のデイブ・グロスマン氏という方は、米メディアのアメリカン・シンカーで以下のように述べていました。
デイブ・グロスマン氏の寄稿文「マスクは殺人と関係する」より
…繰り返しになるが、顔を覆ったり隠したりすることは人間の共感を否定し、最も恐ろしい形態の大量殺戮のいくつかに力を与える。
マスクは、日々の人間性の抹殺、脱感作、疎外、不安、および社会的孤立に寄与する可能性がある。マスクは自発的な暴力行為を扇動する可能性があり、多くの場合、怒りに満ちた殺人を引き起こす。
私の考えが間違っていることを祈るしかないが、今後数年間で、デイケアでの殺戮、スクールバスでの殺戮、大量殺人の武器として使用される車両が見られる可能性が高いと思われる。
これらの犯罪は世界中で起こっており、それらが私たちの国(アメリカ)に来るのは時間の問題かもしれない。
そう考えざるを得ないのだ。
私たちは、これまで以上に大きな悪の行為への悲痛な段階にある。
…マスクによって引き起こされる恐怖、孤立、不信、および暴力の全体的な社会的危害は、病気によって引き起こされる危害よりもはるかに大きなものである可能性がある。
American Thinker 2021/01/07
世界全体でその通りになっていると見られ、特にマスク着用率が高く着用期間も長くなっている日本や韓国では、
「人を人と思えない若者」
がものすごく増えていると思います。
彼らから見て「物」ですから。
あるいは、子どもたちの中にも増えている可能性があります。
たとえば、前回記事のニュージーランドの状況で、
> ニュージーランドの昨年の学校への出席率は、どの日もわずか 67%だったと報告されている。
とありますが、「昨年」というのは、2022年のことで、すでにロックダウンもすべての対策も、ニュージーランドではほぼ終了していた年です。「そのときになって学校教育が崩壊した」のです。
最近、
「アメリカの学校制度は崩壊した」
とする記事が、米エポックタイムズに掲載されていました。
その一部をご紹介します。
アメリカの学校制度は破綻しており、もはや教育を行うことができない、と教師たちは言う
School System Failing And Is No Longer There to Educate, Says Teacher
Epoch Times 2023/01/19
チャータースクールの熱心な教師によると、アメリカの教育制度は破綻に陥っている。そして今、保護者たちは新しい学校を探していることが調査で示されている。
教師のダン・フィッシャー氏は、高校で 10年生を教えている。学校の名前は明かしていない。フィッシャー氏は、以前は、大学で教授として青年たちに教えた経験を持つ。
フィッシャー氏が今いる教室では、そのシステムが崩壊しているのを見ることができると述べる。
10年生は文字を読むことができず、ほとんどの生徒たちは授業に参加したがらず、教師たちはこれらの問題に対処するよりも、目覚めた教化に関心がある、とフィッシャー氏は述べている。
「今日の教育システムの目標は、もはや教育することではありません」とフィッシャー氏はエポックタイムズに語った。
「放課後の光景はものすごいものです」とフィッシャー氏は言う。
「誰も遊んでいません。誰も走り回っていません。みんな、ただスマートフォンと向きあっているだけです」と彼は言う。
他の数人の教育活動家と同様に、フィッシャー氏は、COVID-19 パンデミックでの変化により、アメリカの学校が「腐敗状態」に陥っていることが明らかになったと述べた。
フィッシャー氏によると、アメリカの高い卒業率は今や偽物だ。学校は定期的に生徒が基準を満たしているかどうかをほとんど考慮せず卒業に合格すると彼は付け加えた。
「私たちは 10年生レベル、11年生レベルで、文字と読書を教えるように頼まれているのです。本来はそういう年齢ではない」
ここまでです。
いろいろと問題があるようですけれど、最大の問題は、
・以前と比較して、学力の低下が著しい
・日常に「やる気」がない
ということのようです。
学力の低下は、日本でもアメリカでも、試験や学力検査の結果に十分あらわれています。
日本では、今年の共通試験が、昨年に続き過去最低点となった科目が多く出ていることが報じられていました。
(今年の報道) 大学入学共通テスト 5科目で平均点が過去最低に (2023/01/19)
(昨年の報道) 大学入学共通テスト、7科目で過去最低点 (2022/02/07)
アメリカでは、以下のようなことになっています。
[記事] アメリカの学生の数学の平均スコアが「統計が開始された 53年間で最大の急落」を起こしていた。さて原因は
地球の記録 2022年10月25日
9歳では以下の状況です。
(報道) アメリカの9歳の児童の学力スコアが過去30年で最大の下落 (2022/10/16)
アメリカの9歳の「数学」の平均スコアの推移
americanactionforum.org
これらは、ある程度成長した子どもや若者たちでの事例ですが、それより小さな子どもたちとなると、「壊滅的」である可能性が出ています。
脳の成長の阻害
これについては、以前、各国の状況をずいぶんと記事にしました。
[記事] そしてマスクは残った……。これによる脳力と認知力の低下は乳幼児だけではないことが最近のドイツの調査で判明。小学校高学年の読解力の低下が壊滅的に
In Deep 2022年3月27日
[記事] マスクによる乳幼児の「深刻な言葉の遅れ」の増加率が「364%」に達しているとアメリカのセラピストが声明
In Deep 2022年1月20日
[記事] 韓国でも小さな子どもの「極端な言語発達の遅れ」が拡大している
地球の記録 2022年7月4日
(2022年7月の韓国の報道より)
> 保育園の先生に相談したところ、「満 2歳の子どもだと 100語くらいの単語を知っていなければならないが、この子は 20語くらいしか知らない」と言われた。 (朝鮮日報)
こんな子どもたちが世界中に今いると思われるのです。
日本の具体的な状態は知らないですが、他の主要国で等しく起きていることが、日本でだけ起きていないということは考えられません。
しかも、日本は「世界一のマスク着用遵守国であり、世界一長期間」となっています。
今では小さな子どもたちまでほとんどマスクをしている。
まるで、「どうか頭が悪くなりますように」というように親と先生たちが共に自分の子どもに仕向けているかのように。
なりますよ。
そうしたいんならそうすればいい。
特に、4歳以下の子どもたちに、日常的にマスクをさせることがどれだけの問題なのかというのは、人間の成長の原則を見てもわかります。
子どもが発達成長していく様子を現すものにスキャモンの発達・発育曲線というものがあります。
以下がそのグラフですが、おおまかには、以下のようになっています。
・リンパ系 (ピンクの線) → 胸腺や扁桃、リンパ節など免疫の発達
・神経系 (青の線) → 脳や脊髄、視覚器の発達
・生殖器系 (茶色の線) → いわゆる生殖器関係の発達
・一般系 (緑の線) → 呼吸器や消化器など身体や骨や血管等の全体
スキャモンの発達・発育曲線
katraining.ehoh.net
胸腺の発達など「免疫 」をつかさどるリンパ型の発達の曲線(ピンクの線)も興味深いですが、ここでは、脳の話に絞ります。
人間の発達曲線が示すことは、
「 4歳で、まだ脳の発達は 80%に満たない」
ということです。
つまり、0歳から 5歳頃までというのは「脳の発達を阻害してはいけない」時期なんです。
脳の成長には何が必要か。
「酸素」
です。
栄養というのも当然ありますが、現在の日本で、脳の発達が阻害されるような栄養失調状態にあるような子どもが数多くいるということはないでしょう(今後増えるにしても)。
重要なのは酸素です。
酸素の不足が最も良くない。
それと共に、脳の発達に何より重要なのは、
「外界からの刺激」
です。
特に言葉を始める前や話し始めたばかりの子どもたちに最も重要なのは、
「周囲の人間の顔と表情からの刺激」
です。
言葉やコミュニケーション能力の獲得にはこれが絶対に必要です。
特に「口」です。目ではなく、「口」が重要です。
赤ちゃんを見ていればわかりますが、赤ちゃんたちは「大人の口」を見ています。
それにより、言葉を習得していきます。つまり、本人だけではなく「周囲がマスクをしていることは十分に子どもに有害」なんです。
これらによる子どもへの影響と、「それによるディストピア社会の出現」をパンデミックの初期から懸念していました。
いろいろありますが、以下のような 2020年の記事にもあります。
[記事] マスク社会がもたらす「本当のディストピア化が何か」に気づいた。それは表情を学ぶ機会を失った赤ちゃんたちによる「人の感情を理解しない人々の社会」の誕生
In Deep 2020年8月26日
[記事] 乳幼児の「人の顔認識の成長過程」がマスクにより崩壊することにより「人間なんてみんな同じ」というオール失顔症社会がもたらされる日はわりとすぐ
In Deep 2020年10月20日
知力が低下するだけならともかく、今の子どもたちは、社会のコミュニケーション能力が崩壊している可能性がとても高いのです。一度見た相手の顔を覚える能力すら獲得していない場合が多いと思われるのです。
3年間ですよ?
全員がマスクをするなんていうこんな馬鹿げた試行を 3年間続けているんですよ?
人類史上最悪の愚行を 3年続けているんですよ?
子どもたちの知力が下がるのを誰かが喜んでいるのかそうではないのかはしらないですが、親くらいはこのことを知るべきでした。
「でした」と過去形にしたのは、「脳の成長発達の阻害による認知の遅延は、後から取り戻すことはできない」からです。
先ほどの発達曲線では、脳の成長が止まるのが 10歳頃だとあり、日本の 10歳以下の子どもの数を、おおむね 800万人くらいだとして、ほとんどの子どもを脳の成長発達の阻害状態に持ち込んだのです。
先ほどのアメリカの学校現場の状態にありましたような、
「遊ばない、動かない、ただスマホを見つめている」
という子どもと若者たちだらけの社会を作り、それだけならともかく、
「人を人と思わない子どもと若者たち」
を量産してしまった。
ワクチンでどれだけ倒れていこうとも、後の社会を作る若い人たちが普通の状態であるならば、コロナ後の再建もあり得たでしょうけれど、もうない。
この 3年間の全員マスク生活は、日本の未来をすべて潰してしまったという認識でいいと思います。
2023年から 2025年くらいまでの「トドメ」がすべてに終止符を打つと思われます。
再建も復興もありません。
マイコメント
すべて大人の無知がそうさせたと思います。
学識能力がいかに高くともマスク着用と健康上の因果関係を理解しよつしない、知ろうとしない
たとえ知ろうとしても自分だけ異論を発しても苦労するだけなので止めてしまう。
などの大人のマスクに対する認識度が子供に平気でマスクをさせることになり、それが当然で
当たり前で感染予防のために必要と思っているからです。
確かにマスクは着用していてもその息苦しさには数時間で慣れてしまい何とも思いません。
だから、誰も健康上の問題が発生するなどと言うことを考えないのです。
問題点は一時的に慣れてそれをするだけならいいのですが、毎日日常的に朝起きたときから
夜寝るまでほぼマスクという生活を3年間送ったらどうなるか?
完全に脳機能が退化します。
子どもは知能の発達と感情の発育が阻害され、ほぼマスクをし始めたときの知能と感情が
そのまま停止したような状態になり3年間が過ぎ去り、場合によってはその時よりも悪く
なってしまうことが見られます。
でも、当の親はその弊害を全く認識できないでしょう。
子どもとの会話が成り立たない、学校で成績が伸び悩んでいる。友達作りが下手、などなど
なぜそうなったの?と理解に苦しく事がこれから多くなるはずです。
親にはマスクの弊害についての認識や自覚がないと言うことは子供の将来を親が摘み取って
いるのにそのことに気付けないと言うことです。
子どもにしてみてもおそらく知能低下と言う自覚もないでしょう。
いくら勉強しても理解できない。理解しようという気力がない。
そういう子供が今後増えていきます。
本当にヒトラーの語っていた何も考えられないロボット化された人類が増えるという言葉が
そのままの未来になるのです。
もはや、失われた3年間を元に戻すことはほぼ不可能になるのです。
後年、権威のある学者がそのことについて言及するようになって、マスクをさせなければ
良かったと嘆いてももう元には戻せないのです。
今になっていくら警鐘を発しようがその現実をそのまま受け入れるしかありません。
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