「子どもの声は騒音ではない」法律で定めることも視野に政府検討 社会の意識は変えられるのか
現代人は多忙すぎて心の余裕がないので子供の声を騒音と感じてしまうのかもしれない。法的規制自体が無意味。
「子どもの声は騒音ではない」。政府は法律で定めることも視野に検討に入りました。騒音の苦情で廃止された公園もある中、社会の意識は変わるのでしょうか。
赤ちゃんを抱えて、総理官邸入りする女性。政府の「こども未来戦略会議」の出席者です。岸田総理が掲げる異次元の少子化対策実現に向けたこども政策や、その財源について話し合う会議の2回目が開催されました。
こうした中…
大きな声で元気いっぱい泣く子ども。いま、「子どもの声」をめぐり、議論が巻き起こっています。
都内にあるこちらの保育園。一角を緑の壁が覆い、目を引きますが…
バンビ保育園 鈴木圭子代表
「緑の防音壁というのをつけました」
高さ3メートルほどの「防音壁」。住宅街にあるため住民に配慮し、7年ほど前に設置したといいます。
バンビ保育園 鈴木圭子代表
「ご近所の方たちと上手に付き合っていくということも大事かな」
さらに、長野県でも「子どもの声」をめぐりある騒動が。
公園の利用者
「悲しいなという思いでいっぱいです」
10年ほど前からある公園の廃止が決まり、撤去作業が先週から始まりました。そのきっかけは、一部の住民からの「子どもの声がうるさい」という“苦情”でした。こうした事例も踏まえ、政府は「子どもの声は騒音ではない」と法律で定めることも視野に検討に入りました。
政府関係者
「ドイツでは、法律で騒音の定義が『騒音(こどもを除く)』となっている。日本も一部の自治体で条例として定められているが、それをもっと広めていきたい」
国会でも…
自民党 小泉進次郎元環境大臣
「『子どもの声は騒音ではない』。社会の意識とか構造を変えていく、これはドイツなりの取り組みなんだろうなと」
岸田総理
「子どもの声が騒音であるという声に対して、我々は改めて、考えを改めなければいけない。これこそ次元の異なる政策であると考えて、これからも政策を進めていきたい」
取り組みに前向きな考えを示しました。
今年の夏をめどに政府がスタートさせる「国民運動」のひとつとして盛り込めないか、こども家庭庁を中心に調整が進められています。
マイコメント
子供の声が多少大きく響いていても苦にはならなかった。
でも、今はそうでもないらしい。
私も若いころ小学校の校庭のすぐそばにアパート借りたことがあったが、それが普通と考えて
いたので騒音と思うことはありませんでした。
しかし、今は日本人のほとんどが疲れすぎていてちょっとした音でも許容できないように
なって来たのではないかと思います。
そのため、いくら法律で子供の声が騒音ではないと定めたところで意味はないでしょう。
騒音と感じる人は騒音と感じてしまうのですから。
そういう人は自分の住む場所を変えた方が手っ取り早い気がします。
そうは言っても転居費用なんか出せないし、まして新築住宅を購入したら当初思っていた
ほど快適ではなかったということもあるでしょう。
そもそも昔は校庭や公園自体が広く緑も多かったのでそれほど響かなかったものと思います。
ところが今は敷地面積が狭く周囲に建物が多いので想像以上に響いていると思います。
子どもなんか騒ぐのが当たり前でそうじゃない方がおかしい。
やはりもう少し寛容性が必要だろうと思います。
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