「アベノマスク」に政府「感染拡大防止に一定効果」
30日 22時55分 新型コロナウイルス対策で全世帯に配布され「アベノマスク」とも呼ばれた布マスクの性能に関する野党議員の質問主意書に対し、政府は「感染拡大の防止に一定の効果を有する」とした答弁書を閣議決定しました。
これは、政府が配布した布マスクをめぐり、ウイルス感染拡大のための性能を検証したかどうかなどを問うた野党議員からの質問主意書に答えたものです。
閣議決定された答弁書では、布マスクがウイルスの吸引遮断や飛沫の拡散防止にどれほどの性能を有しているかについては、「特段の検証を行っていない」と説明。ただ、着用することで、「せきなどで生じるウイルス等の病原体を含む飛沫の飛散を防ぎ、感染を防止する効果がある」との認識を示し、感染拡大の防止には一定の効果を有するとしています。そのうえで、「アメリカの疾病予防管理センターなどでも同様の見解が示されている」と紹介しました。
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確かにマスクには咳をしたときに飛沫が飛ぶことを防止してくれますので多くの
人がマスクをすることでウイルスを拡散するのを防止する効果はあります。
しかし、一方で空中に漂うウイルスを吸い込むのを抑える効果は期待薄です。
なぜなら、マスクそのものの目が粗いのでウイルスはそのままマスクを通過し
吸い込まれます。さらに、マスクの上下にはすき間が多いので、ここから大部分
吸い込まれるので、そういった吸収するという面での予防効果が無いに等しい
ものです。
もし、これを完全にブロックするためにはN95規格のマスクが必要になります。
マスクの上下は強靭なバンドで後頭部から輪をかけるように固定するのですき
間がほとんど生じないことと、マスクを通過するウイルスは95%がブロックされ
ますので、これであればほぼ大丈夫と言えるでしょう。
しかし、その代わり空気も通過しにくい状態になっていますので、これをつけて
ランニングをすれば呼吸困難になって倒れます。実際に中国で安全のためと言い
乳幼児にこのマスクをつけさせたところ呼吸困難で死亡したという事故もありました。
以上のようにマスクには一定の効果は認められますが、この効果があるということを
利用して、マスクの着用義務化という法案制定に進む可能性があるのではないかと
危惧しています。
これまでも国民の反応を見て様々な法案を成立させてきましたが、マスクに関しては
テレビの報道を見てもわかるように国民のほぼ90%以上が外出時にマスクを着用して
いて、マスク着用義務化法案成立へ向けての下地が揃ったように見えます。
今後、この報道がどいう形で反映されてくるのか注視すべきでしょう。
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