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志賀原発 地震

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志賀原発 “外部電源一部使えずも 冷却は継続” 原子力規制庁

原子力規制庁によりますと、震度7の揺れを観測した石川県志賀町にある北陸電力の志賀原子力発電所では、地震のあと外部から電気を受ける系統が一部使えなくなっているものの、安全上重要な機器の電源はほかの系統で確保され、核燃料を貯蔵している使用済み燃料プールの冷却は継続しているということです。

志賀原発では、1号機と2号機がいずれも長期間運転を停止していますが、原子力規制庁によりますと、地震が起きたあと、2号機で外部から電気を受けるために使われている変圧器の付近で、「爆発したような音と焦げ臭いにおいがあった」との情報があったということです。

午後5時半ごろに発電所の所員が確認したところ、消火設備が起動していてこの時点で火は確認されなかったものの、この変圧器を使う1系統で外部から電気を受けられなくなっているということです。

北陸電力によりますと、火災ではなく、地震の揺れで変圧器内部の圧力が高まり、圧力を抜くための装置が作動して大きな音がしたほか、消火設備が起動したとみられるということです。

また、1号機でも、外部からの電気を受けるための別の変圧器の周りで油漏れが確認され、1系統が使えなくなっている状況だということです。

午後8時半の時点では、1号機、2号機ともにほかの系統を使って外部からの電気を受けているほか、仮に外部から電気が受けられなくなった場合でも非常用のディーゼル発電機がそれぞれ複数あるため、安全上重要な機器の電源は確保されているということです。

また、1号機の核燃料を貯蔵するプールで一部の水が地震の揺れで床面にこぼれ、冷却水を供給するポンプが一時的に停止しましたが、午後4時49分に復旧していて、核燃料を貯蔵している使用済み燃料プールの冷却に問題はないということです。

このほか、志賀原発の周辺では、午後8時現在、原発の北側の地域の半径15キロから30キロの範囲で、石川県が設置しているモニタリングポスト11台の情報が得られなくなっているということです。

ただ、原発の敷地内やその周辺にあるモニタリングポストでは異常な値は確認されておらず、現時点で環境への影響はなく監視態勢についても問題はないとしています。

一方、原子力規制委員会と内閣府が設置していた「原子力事故合同警戒本部」は、重大な事故に至るおそれが小さくなったとして午後9時50分に態勢が解除されました。

 

この後続報で問題ないことが確認されているようです。冷却水ポンプが一時停止していた
ようですが、復旧したようです。

志賀原発、変圧器の火災は誤認 冷却プールなど機能維持、北陸電発表

1日午後に石川県で最大震度7を観測した地震に関して、北陸電力は2日、同日午前11時までの志賀原子力発電所(石川県志賀町)の状況について、報道陣にオンラインで説明を行った。

同原発1号機の変圧器と2号機の変圧器でそれぞれ油漏れがあった影響で、一部の外部電源が利用できなくなったが、別系統の外部電源を利用することで使用済み核燃料の冷却プールの機能などは維持できているという。

地震の影響で冷却プールの水があふれる事象もあったが、いずれも原子炉建屋のプールがあるフロア内にとどまっており、外部への影響はなかったという。

また、1日の政府の発表で、変圧器で火災が発生していたとされたことに関しては、油漏れと変圧器の一部破損によるものを作業員が火災の発生と誤認し、国や関係自治体などに報告したことによるものだったと明らかにした。作業員らが再度、現場を詳しく確認したところ、火災の発生は確認されなかったという。

同原発は一時、津波警報発令の対象地域にもなっていたが、同原発の取水口では、これまでに明らかな海面水位の変動は確認されなかったという。

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