検察の危機を訴える声は「石井紘基暗殺事件」を目の前でみていた人物からの叫び
日本人に知られてはならない特別会計の闇
「特別会計予算」「統一教会」という日本の最大の闇を追求して暗殺された石井紘基議員の秘書を当時務めておられた泉房穂前明石市長が「全国の検事へのお願い」と題する異例の呼びかけをなさっています。
泉房穂さん「今は検察の危機」自民派閥パー券事件で検察側へ異例の呼び掛け「あきらめるのはまだ早い」
兵庫県明石市の前市長、泉房穂さんが15日までに自身のX(旧ツイッター)を更新。「全国の検事へのお願い」と題して、検察側へ異例の呼び掛けを行った。
政治資金パーティーをめぐる裏金疑惑で、東京地検特捜部が自民党安倍派の幹部議員の立件を見送る方向で調整していると報じられている。これについて、泉さんは「今は検察の危機だ」と書きだし、「『捜査を続けるべきだ』と、検察の内部からも声をあげていただきたい。客観的な資料が乏しく、たとえ立証が困難でも、あきらめずに捜査を継続し、状況証拠などを積み重ねて、立証を尽くすのが、検察の本来の使命のはずだ」と説得するように記述。最後は「あきらめるのは、まだ早い…」と強い思いを吐露した。
フォロワーらからも「三権分立が崩れている事に危機感を持っています」「この声を大きくしたい」「検察の誇りを取り戻す時」「正義の力を見せてほしい」などの声が届いている。
泉房穂さん「今は検察の危機」自民派閥パー券事件で検察側へ異例の呼び掛け「あきらめるのはまだ早い」 (msn.com)
泉房穂元明石市長が検察の危機を訴える「異例の呼びかけ」をなさったのは、命がけで日本最大の闇である政官業癒着など暴こうとして倒れた石井紘基議員と泉元市長が志を共にしていたからこそだと思います。
参考:
20年前に殺害された国会議員の資料にネット注目。鳩山氏が「入手」 – SAKISIRU(サキシル)
■国会質問の3日前に現職国会議員が殺害された事件である「石井紘基暗殺事件」
「特別会計予算」「統一教会」という日本の最大の闇を当時追求していた石井紘基という民主党(当時)所属の現職の国会議員(享年61歳)の方が、「政府がひっくり返る」内容の国会質問の3日前の2002年10月25日に自宅駐車場前で尹白水(通名 伊藤白水)という山口組系の自称右翼の男に刃渡り20cmほどの柳葉包丁で暗殺された事件です。
事件の2日前にも石井議員はリンチにあったような姿で帰宅なさったそうですが、殺害当日は凶器で胸を一刺しにされて絶命し、その際左手の中指が切断されていた。
刃物を抑えようとして出来る防御創(内側からできる)ではなく、外側からの傷であったこと、石井議員が持っていた鞄の中の資料や手帳がなくなっていたことから、犯人は犯行直後に石井議員の中指を切断してまで鞄の中から「国会質問のために国会へ提出するため用意されていた書類」と手帳を奪って逃走したものと思われた。
実行犯の男は犯行の翌日に警視庁本部へ出頭に出頭。2004年の1審判決と2審である2005年11月15日の最高裁判決で無期懲役が確定し、現在服役中。
最大の謎は犯行動機とされたものの、容疑者は刺殺事件の動機を「家賃の工面を断られた仕返し」と供述し、金銭トラブルが殺害の動機だと一貫して主張。
鞄の中から奪われた資料の行方は結局追求されなかったそうです。
2004年の1審判決の際、裁判官が「被告人の犯行動機に関する供述は全く信用することができない。その犯行動機の詳細について解明することは困難であると言わざるを得ない」と語っていることからもわかるように、この事件について、犯人の動機の解明はなされず、実行犯の量刑を決めるためだけのものでしかなかった。
その後、裁判に疑問を持った記者が獄中の受刑者と6年間50枚の便箋でやり取りを行った。
9通の手紙の1通目と2通目は2004年6月に届き、3通目からは刑が確定した2008年6月以降のものだったそうですが、その手紙の中で「当方の事件は色々と政治の裏側で動く金や人脈が関係したこともあり、当方一人に全部背負わせて刑務所で死んでくれれば一番良いという結論が出た結果だと思っています」と書かれてあったそうです。
その後、記者との直接の面会で、「犯行は金銭(最初3000万円、後で1500万円)で殺害依頼されたものであった」と、はっきりと語ったそうです。依頼相手の名前は「顔に泥をぬることになるから明かせない」と。
TV朝日のドキュメンタリー動画
石井紘基議員が生前集めて保管場所に残された大量の資料を今、残された遺族の方々や同僚であった国会議員の方々が保存する努力を続けているそうです。
参考:
泉房穂元明石市長が国会議員時代の国会映像
国民の一人として、この国の本当再生のためにも、検察の方々には、「国会議員の裏金問題」では、中途半端な幕引きを行って与党の政治家らに忖度することは止めて頂きたいです。
与党自民党の最大派閥「清和会(安倍派)」のみならず、全ての派閥や他の政党についても、政治家の政治資金を巡る裏金問題はこの際なので、検察にはとことん追求して頂きたい。
せっかくそこにメスを入れたのなら、「膿を出し切るため」の捜査をとことんやるべきと自民党内からも声が上がっていましたよね。
参考:
増税せずとも「財源は4つもある…なんで増税なのか私にはさっぱり分からない…」(高橋洋一教授) | eternalturquoiseblue(旧kamakuraboy) (ameblo.jp)
特別会計予算の闇「母屋でおかゆをすすっているときに、離れですき焼きを食べている」(塩川正十郎) | eternalturquoiseblue(旧kamakuraboy) (ameblo.jp)
追記:
因みに「政府がひっくり返る疑惑」の資料が持ち去られた「石井紘基事件」のときの内閣は清和会の小泉内閣(第一次小泉内閣)です。
一体、どんな疑惑だったのでしょうか?
前任の森喜朗総理(清和会)から小泉内閣、第一次安倍内閣、福田康夫内閣までの8年間余り清和会の内閣が続き、麻生内閣を経て、国会議員の年金問未納の問題など様々なことが噴出し、第45回衆議院議員総選挙での民主党の圧勝を受け、民主・社民、国民新の3党連立内閣(民社国連立政権)が誕生。その後311などがあり、第二次~第四次安部内閣(2012年12月26日~2020年9月11日)という「清和会の内閣」が7年半続き、結果的に戦後最長の内閣となった。
今回、清和会(安倍派)で裏金化した資金の総額は6億円にも上り、議員の中で高額の4800万円のキックバックをうけながら、議員側の修収支報告書に不記載だった池田佳隆議員と秘書の2名の逮捕されました。
どうやらこれで「幕引き」となる雲行きの可能性が高い?
自民 安倍派 池田佳隆衆議院議員と政策秘書を逮捕 政治資金規正法違反の疑い 東京地検特捜部 | NHK | 政治資金
「戦後体制」とは在日米軍駐留のための「日米地位協定」体制下の霞ヶ関CIA官僚と「親米保守」の主に自民党国会議員、一部の大企業などが「特別会計予算」という国家予算の5分の4を政官業癒着で山分けにしている経済体制のことなのだと理解しております。 日本が自滅する日 「官制経済体制」が国民のお金を食い尽くす!Amazon(アマゾン)
庶民には増税、国会議員は脱税。 「消費増税」は嘘ばかり (PHP新書)Amazon(アマゾン)
(注)特別会計
国庫に独立した会計を持つ法人や団体が保有する資金を管理するための会計。令和3年度の特別会計の歳出総額は、493.7兆円(令和3年の一般会計は142兆5,992億円だった)。そのうち純計額は245.3兆円(内訳は、国債償還費等99.7兆円、社会保障給付費73.3兆円、財政融資資金への繰入れ45.0兆円、地方交付税交付金等19.8兆円が含まれている)それらを除いた7.4兆円から、東日本大震災からの復興という特殊な要因である復興経費0.8兆円を除くと、6.6兆円で6.6兆円の内訳は保険事業が5割、続いてエネルギー対策が2割。
例えば令和3年の特別会計の中の493.7⁻245.7=248兆円の内の、財務省のいう「会計間のやりとり」101.2兆円などについて質問した国会議員って果たしておられるのでしょうか?
何故、国家予算なのに、80%もの予算を国庫から独立会計にするなどで、「一般会計」とは別枠にしているのでしょうか?
他の国では調べてもこのような予算の組み方をしている国ってないようですが・・
山本太郎議員「特別会計にメスを入れると命を奪われる」
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