なぜ青森や秋田では「がんの死亡率が特に高い」のか…原因である可能性が高い「身近すぎる生活習慣」がヤバすぎる

スポンサーリンク
がん コロナワクチン

なぜ青森や秋田では「がんの死亡率が特に高い」のか…原因である可能性が高い「身近すぎる生活習慣」がヤバすぎる

秋田・青森は全国的にみてワクチン接種率の高い県

「青森県はがんになる人の割合(罹患率)は突出しているわけではないのに、がんで亡くなる人の割合(死亡率)は、がんの部位に関係なくきわめて高い」

がん対策研究所国際政策研究部長の松田智大氏は、がんのかかりやすさと亡くなりやすさを都道府県ごとに俯瞰してみることで、地域性という視点の大切さに興味を持ってほしいと訴えている。たとえば青森県は、罹患率はそうではないのに「死亡率が19年連続ワースト1位」という統計結果が存在するのだ。

 

統計データによって明らかになった衝撃の結果について報じた前の記事『「青森県は全部位のがんの“死亡率だけ”が19年連続ワースト1位」《都道府県別・がんランキング》で分かった「驚きの統計結果」』に引き続き、考えられるその理由について考察する。

青森市はビール消費額が全国1位

大腸がんの死亡率について過去の調査を追うと、何年も続いた青森のワースト1位の座を、’22年に秋田が奪った。食生活の欧米化が大腸がんのリスクと言われるが、青森・秋田ではそれ以外の要因も見逃せない。

ほぼ確実なリスクとされる飲酒や運動不足、それに伴う肥満である。



「家計調査」(’23年、総務省)によると、青森市はビール消費額が全国1位、秋田市は清酒で1位と大酒飲みの街だ。

また、青森・秋田は雪深い。長く厳しい冬ともなれば、とくに高齢者には屋外での運動は困難となる。若い世代でも自宅や会社、スーパーへの移動は自動車に頼り、散歩すらしない人も多くなる。

北海道も全般的にワースト上位

さらに、東北特有の塩分過多の食習慣は胃がんを呼ぶ。

「塩分の多い食事は胃粘膜を荒れさせ、胃がんの原因となるピロリ菌が繁殖する温床になりやすいとされます。熊本や鹿児島、沖縄で胃がんが少ないのは、ピロリ菌の種類が違うことと、その持続感染を助長するような食文化ではないからと考えられます」(松田氏)

秋田県も青森県同様、がん対策を積極的に推進している。

「たとえば減塩活動では、’80年に秋田音頭の替え歌『減塩音頭』を制作して以来、現状に合った歌詞を募集し、’21年に『新・減塩音頭』としてリニューアルしました。また、給食の味噌汁の塩分量が地域により3倍の差があったことがわかったので、それも改善しています」(秋田県健康福祉部健康づくり推進課職員)

 

秋田市では商業施設にウォーキングコースを設置し、買い物ついでに運動不足を解消できるスペースも確保している。

同じ雪国でも、北海道は肺がんの罹患率1位、死亡率2位だ。北海道は’12~’16年、’20年も死亡率はワースト1位。全部位のがんの死亡率が47都道府県中2位と高く、膵臓がん(1位)や大腸がん(4位)など、様々ながんでの死亡率が高い。

その主な要因はおそらく、喫煙である。喫煙者は徐々に減っているとはいえ、道民の5人に1人は喫煙者と全国平均よりずっと高い。

次の記事東京都民は全国で一番「食道がん」にかかっている…その「驚きの理由」と「都民がほとんど食べていないもの」』に続く。

「週刊現代」2024年3月16・23日合併号より

マイコメント

ワクチン接種率の高い件ほどがんの発生率が高い傾向にあるのではないのだろうか?
それを今まで誰も指摘してこなかったビールや漬物のせいにしてワクチンの影響だと
知られたくないのだろう。

また、喫煙による肺がんは煙草を吸う人が減少している今でも増え続けていることを
考えれば明らかに喫煙が肺がんの原因だと断定出来ないだろう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました