大阪万博を中止しないのは新しいシステムの実験のため?
NECは23日、2025年大阪・関西万博の会場内のレストランや売店に、顔認証決済システムを導入すると発表した。事前登録しておけば、レジに備え付けられた端末に顔をかざすことで決済できる。入場ゲートにも採用され、支払いや通過にかかる時間を短縮し、会場の混雑緩和につなげる。
対象は、万博独自の電子マネー「ミャクペ!」の利用者と、期間内に何度も入場できる「通期パス」や「夏パス」の購入者。専用サイトでクレジットカードなどの決済情報と顔画像を登録する。
この日東京都内で公開されたデモンストレーションでは、関係者が顔をかざして1~2秒で決済が完了した。
Yahoo! JAPAN、「PayPay」を利用した「顔認証支払い」の実証実験を開始 Yahoo!マート代々木上原店で本日より提供
ヤフー株式会社(以下、Yahoo! JAPAN)は、食料品や日用品などを最短15分で届けるクイックコマース(即配サービス)「Yahoo!マート by ASKUL(以下、Yahoo!マート)」の来店型店舗である代々木上原店において、「PayPay」を利用した「顔認証支払い」に対応するセルフPOSレジを本日より導入し、実証実験を開始します。
近年、少子高齢化に伴う労働力不足やコロナ禍により、小売や流通などの業態を取り巻く環境は変化を続けており、多様化するユーザーのニーズや販売形態への柔軟な対応が求められています。
こうした背景を受けてYahoo! JAPANは、Zホールディングスグループであるアスクルおよび出前館と連携し、最短15分で商品を受け取ることができるクイックコマース「Yahoo!マート」を2021年7月に開始しました(※1)。さらに「Yahoo!マート」は2022年8月より、クイックコマース事業に加えて、ユーザーの買い物体験を便利にするため来店型店舗の運営を開始する(※2)など、小売業界のDX推進をリードするためにさまざまな取り組みを行っています。
そしてこのたび、Yahoo! JAPANはユーザーのさらなる利便性向上を目指して、「PayPay」を利用した「顔認証支払い」対応のセルフPOSレジ(※3)を「Yahoo!マート」の来店型店舗である代々木上原店に導入し、実証実験を開始します。
ユーザーは、専用サイト(※4)からPayPayアカウントと連携したYahoo! JAPAN IDに自身の顔画像を登録し、本実証実験に事前登録した上で「Yahoo!マート」代々木上原店に来店します。来店後、セルフPOSレジで購入したい商品のバーコードを読み取って「顔認証支払い」を選び、自身の顔をかざします。顔認証が成功するとすぐに、「PayPay残高」支払い(※5)での決済が完了します。
ユーザーにとっては、スマホや財布などを出さずに、手ぶらでスピーディーに買い物できるというメリットがあります。
このたび実証実験を行う「顔認証支払い」は、Yahoo! JAPAN IDに顔画像を登録し、「PayPay」で決済が完了する仕組みであることが大きな特長です。Yahoo! JAPANでは、この実証実験の結果を新たなサービス開発などへ生かし、ゆくゆくは「Yahoo!マート」に限らず、さまざまな店舗や施設などで「PayPay」を利用した「顔認証支払い」を利用できるように取り組んでいく予定です。
なお、Yahoo! JAPANでは、顔認証のためにユーザーが登録した顔画像および認証時に撮影した顔画像を厳重に取り扱い、ユーザーに同意をいただいた上で、顔認証の提供と品質向上の目的に限って利用します(※6)。
さらに来店したユーザーに対しては、「Yahoo!マート」店内外のポスターや掲示物にて、本実証実験に関する周知や、セルフPOSレジ付近での映り込みの注意喚起、「顔認証撮影時の個人情報の利用について」の説明をするなど、映り込み防止のための対策を徹底しています(※7)。また、「顔認証支払い」の撮影中にユーザー本人以外の第三者が映り込んでしまった場合は、顔認証が成功しないようにシステム上の防止策を講じています。
「情報技術のチカラで、日本をもっと便利に。」をミッションに掲げるYahoo! JAPANは今後、本実証実験の結果を検証および改善することで、顔認証の技術を進化させ、さまざまな生活シーンにおける便利な体験を創出できるように目指していきます。
■参考情報:
手ぶらで買い物ができる! Yahoo!マート(代々木上原店)で「顔認証支払い」の実証実験をスタート(Yahoo! JAPANコーポレートサイト)
https://about.yahoo.co.jp/topics/20230417.html
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