がぶがぶ飲むと糖尿病や肥満になる
近年炭酸飲料などで、砂糖の代わりに『果糖ぶどう糖液糖』が広く使われるようになった主な理由は、次の2つです。
① コスト削減
② アメリカで余っているトウモロコシの消費目的
確かにコスト削減としての理由はあるかと思いますが、それ以上にアメリカに処分を押し付けられている印象が強いです。
コーンシロップとしては『果糖ぶどう糖液糖』が広く知られていますが、実は様々な種類や呼び名があります。
① 果糖ぶどう糖液糖
② ぶどう糖果糖液糖
③ 高果糖液糖
④ 砂糖混合異性化液糖
⑤ 高果糖コーンシロップ / 異性化糖(HFCS:High-fructose corn syrup)
『果糖ぶどう糖液糖』や『高果糖液糖』は“果糖”を多く含みます。
果糖を摂取すると、消化酵素に分解されず、そのまま腸から吸収され、血液中に入ると大部分は直接細胞の中へと入っていきます。
ぶどう糖のようにインスリンが関与することはないため、ぶどう糖の10倍以上も糖化を早めてしまいます。
残りの果糖は肝臓に入って肝臓内の酵素の働きで、一部はグリセリドという中性脂肪に変化し、さらに一部はぶどう糖へと変化します。
グリセリドは脂肪細胞へ送り込まれるため〝肥満の原因〟にもなります。
ですから、果糖を多く含む『果糖ぶどう糖液糖』の摂りすぎは危険なのです。
ジュースを飲むなとは言いませんが、自分たちが一体何を飲んでいるのは、ぜひ一度真剣に考えていただきたいです。
自分と家族の健康を守るためにも、ほんの少しでいいので「食」へ関心を向けてみませんか?
コメント