イスラエルがイラン攻撃を最終決定したというメディア報道

アナドル通信によると、イスラエルは先週のテルアビブへのミサイル攻撃を受けてイランへの攻撃を決定したとイスラエルのチャンネル12が 10月6日に伝えた。

「攻撃の方法と時期に関する協議はまだ続いている」と同放送は付け加えた。

同メディアによると、計画されている攻撃の潜在的な標的には、重要な石油・ガス施設、大統領官邸、イランの最高指導者アヤトラ・アリ・ハメネイ師とイラン革命防衛隊（IRGC）のテヘラン本部などが含まれる可能性がある。

同テレビ局は「イスラエルの安全保障当局内での議論は、攻撃を開始する最適な時期と方法を調整することに集中している」と伝えた。

イランは 10月1日、ハマスの政治指導者イスマイル・ハニヤ師とヒズボラ指導者ハッサン・ナスララ師の暗殺に対する報復として、イスラエルに向けて少なくとも 180発の弾道ミサイルを発射した。

ハニヤ師は昨年 7月にテヘランでの攻撃で暗殺され、ナスララ師は先月レバノンの首都ベイルートでイスラエルの空爆により死亡した。

レバノン保健省によると、9月23日以来 1,180人以上の犠牲者を出したイスラエルによるレバノンへの大規模な空爆の最中に、この緊張が高まった。

この空爆は、昨年のハマスによる攻撃以来、女性と子供を中心に 4万1800人以上が死亡したテルアビブによるガザ地区への残忍な攻撃の開始以来、イスラエルとヒズボラの間で 1年にわたって続いている紛争の激化を示すものとなった。

レバノン当局によれば、それ以来少なくとも 2,036人が死亡し、9,600人以上が負傷し、120万人が避難を余儀なくされた。

国際社会は、イスラエルのレバノン攻撃によりガザ紛争がより広範な地域戦争にエスカレートする可能性があると警告している。