米国の医学部学生が「30日間に720個の卵を食べる」という個人実験を行った
結果として、悪玉コレステロール値が大幅に低下
オックスフォード大学で生理学の博士号を取得したハーバード大学医学部の学生、ニック・ノーウィッツ氏は最近、世間の注目を集める個人的な健康実験に乗り出した。
わずか 1か月で、彼は 720個の卵(1日平均 24 個)を食べ、そして、一般に「悪玉コレステロール」と呼ばれる LDL コレステロール値が 18%低下したことを見出した。
…ノーウィッツ氏の実験は、科学界で高まりつつある傾向を浮き彫りにしている。科学界では、個人も研究者も、差し迫った健康問題の答えを得るために、N=1 研究と呼ばれる、個人に合わせた実際の実験に目を向けている。
…ノーウィッツ氏は、食事中のコレステロールを過剰に摂取すると、LDL、つまり「悪玉」コレステロールにどのような影響が出るかを調べることにした。
30日間、ノーウィッツ氏は 1日 24個の卵(平均1時間あたり1個)を摂取し、合計 720個の卵と 133,000ミリグラムのコレステロールを摂取した。
最初の 2週間は、ケトン食療法に似た低炭水化物・高脂肪の食事で、炭水化物はほとんど摂らなかった。
コレステロールの摂取量が多かったにもかかわらず、最初の 2週間で LDL は 2%低下した。これは、食事中のコレステロールはほとんどの人の血中コレステロールに大きな影響を与えないという研究結果と一致している。
最後の 2週間は、主にバナナやベリーなどの果物から、1 日あたり 60グラムの純炭水化物を摂取した。この小さな変化により、月末までに LDL は 18%低下した。
マイコメント
大変面白い実験で、結果も意外なものでしたが、毎日24個の卵を食べることは難しい
と思います。
しかし、それでも悪玉コレステロールであるLDL値が18%低下したということなので
高コレステロール症にはたまがは良くないと言われている説を覆すものでした。
どういうメカニズムが働いているのでしょう?
玉子の中にはLDLコレステロールを下げる働きがあるのでしょうか?
ただ、今回の実験では一日24個食べているので、普段私たちの食べる1日1~3個
程度では効果が実感しにくいでしょう。
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