れいわ新選組は、衆院選公示日の15日、山本太郎代表(49)が緊急入院したと発表した。

これに伴い、れいわがJR新宿駅南口で予定していた山本氏の第一声も中止される。その後の街頭演説スケジュールについても、「現段階では未定とさせていただきます」という。

山本氏は4日夜、テレビ朝日系「報道ステーション」で放送された7与野党党首による討論会に生出演し、積極的に発言していた。このところは代表として連日、さまざまな討論会などに出席し、党の業務もこなしていた。

山本氏が緊急入院した理由など、詳細については明かされていない。

れいわは、15日の衆院選第一声について、山本氏に代わり、櫛渕万里共同代表が東京都内で行うとしている。

党ホームページは15日付けで、山本氏の談話の掲載した。

「『失われた30年』の原因は労働環境破壊と逆進性の強い消費税を不況下で何度も増税したことが大きい。

消費税収は⼀部しか社会保障に回さず、大企業減税の穴埋めとなった。

国民の6人に1人が貧困、中小・零細の倒産件数が過去最多に届く勢いの現在を作る基礎に。

この悪政を身体を張って止めなかった民主党など野党も同罪。

失われた30年と⼈間の尊厳を取り戻す。

消費税は廃止、社会保険料減免、現金給付が必要と戦っていく」としている。