太陽フレアの影響により米通信企業の衛星が消失し、通信サービスが停止
インテルサット、ボーイング製の通信衛星を消失 – 米宇宙軍が約20個のデブリを追跡
米国の電気通信事業者インテルサット(Intelsat)は米国時間 10月21日、静止軌道(GEO)を周回する通信衛星「Intelsat 33e(IS-33e)」が失われたことを発表した。
インテルサットは19日、IS-33eに異常が発生しており、衛星を製造した米ボーイングと協力して対処していると述べていた。
21日の発表では、衛星が完全に失われたことを認め、これにより欧州やアフリカ、アジア太平洋地域の一部顧客への通信サービスが停止した。インテルサットは顧客を他の衛星や第三者が運用する衛星に移行する取り組みを進めている。
インテルサットは政府機関と協力して、データと観測結果を分析している。衛星には保険がかけられていなかった。米宇宙軍は、IS-33eに関連する約 20個の破片を追跡していると発表した。
IS-33eは2016年8月に打ち上げられ、2017年1月から運用を開始。東経60度に位置する。
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