国民民主の玉木代表 紙の健康保険証廃止は「予定通りやるべき」 マイナ保険証に一本化する政府方針に賛成
マイナ保険証なしでは医療給付費の効率化で社会保険料を下げられない
国民民主党の玉木雄一郎代表は31日の記者会見で、現行の健康保険証を12月で廃止してマイナンバーカードに保険証機能を持たせた「マイナ保険証」に一本化する政府方針に関し、賛同の立場を示した。
玉木氏は「(マイナンバーによる)医療データを活用した効果的な医療提供ができなければ、医療給付費の効率化もできず、社会保険料を下げられない」と説明。紙の健康保険証廃止に関して「予定通りやるべきだ」と主張した。
マイコメント
医療データの効率的な運用で医療費を下げられるか?と言われれば、それは無理と
言いたいと思います。
現行の社会保険料財政を圧迫している原因は毎年認可される薬剤費の高騰による
ものが多く、それ以外にも政府は医療業界におもねいて様々な付加点数を追加し
医療費を押し上げています。
これまで、老人医療の切り捨てや入院期間の短縮、検査点数の切り下げなどの
対策を取って来ていますが、その減った分が他の分野でカバーされていて実質
的には医療費は年々増加している。
政府も保険点数の本丸の切り下げを試みているが医療業界の反発を食らいすべて
失敗していて、逆に上げている。
特に抗がん剤、難病などの薬価が著しく高騰しているため、それらが医療費を
他の分野よりも大きく押し上げていて、その比率も高い。
マイナカードを利用した医療情報の適正化はその寄与する部分が狭く大きな
医療費削減につながらないので意味がなく、むしろ不便な運用を強いられ国民
のサービスを低下させることになります。
今回の玉木代表の言う事は先日の103万円の壁と引き換えになる飴と鞭のような
ものであり、税金を少し安くしてあげるからマイナカードによる情報統制と
支配(銀行預金情報の紐づけ)を飲めというものです。
中々素直に応じられない巧妙なやり方です。
コメント