アメリカ人のクレジットカード負債が過去最高の約183兆円に達する
アメリカのクレジットカードやデビットカードは利息が複利になるため借金が雪だるま式に増えて行く。
ニューヨーク連邦準備銀行の家計債務に関する新たな報告書によると、アメリカ人のクレジットカード債務総額は現在、過去最高の 1兆1,700億ドル(約 183兆円)に達している。
クレジットカードの残高は 2024年第3四半期に 240億ドル(約 3兆7500億円)増加し、前年比 8.1%増加した。
こうした増加にもかかわらず、クレジットカードの延滞率は改善しており、ニューヨーク連銀の調査によると、過去 1年間で延滞残高は 8.8%で、前四半期の 9.1%から減少した。この変化は「増大する債務負担が依然として管理可能な範囲にあることを示唆している可能性がある」とニューヨーク連銀の研究者らは水曜日の記者会見で述べた。
「全体的に、家計のバランスシートはかなり良好だ」と研究者らは付け加えた。
クレジットカード債務は過去 20年間安定していたが、パンデミック以降、世帯は主に余剰貯蓄を取り崩し、クレジットカード残高の回復を引き起こした。借入コストが高いにもかかわらず、消費者支出は引き続き堅調となっている。
しかし現在、クレジットカード残高の伸びは鈍化していることが、トランスユニオンの別の四半期クレジット業界洞察レポートでも明らかになった。
トランスユニオンの調査によると、消費者 1人当たりの平均残高は 6,329ドル(約 98万円)で、前年比でわずか 4.8%の増加にとどまった。前年は 11.2%の増加であり、その前の年は 12.4%の増加だった。
マイコメント
米国では買い物には現金ではなくクレジットカードやデビットカードを使うことが
一般的であり。むしろ現金は使えないと考えていい。
そのため、彼らはクレジットカードやデビットカードを作ることが当たり前のことに
なっているが、ここアメリカでも中国のように信用スコアが普及している。
そして、信用スコアが低い人はクレジットカードやデビットカードを作れないことも
あるようです。
買い物をして残高が足りないときには銀行が不足分を課してくれるので、あたかも
自分の口座残高がまだ残っているように感じます。そのためデビットカードでの
支払いに抵抗感が少ないようです。
では、これを繰り返すとどうなるかは次の動画を見てもえらえばよくわかります。
すごいですよね。35ドルオーバーして銀行から融資してもらったものが最後には
235fドルにまで膨れ上がってしまうようです。
日本であれば基本的に残高がないと買い物は出来ませんが、ローン契約をしてい
れば自動融資が働き金額以上の買い物ができるようですが、返済が滞ると次は利
用不可です。
ただし、金利は年14~16%なのでアメリカのように1回に35ドルなんて言う
悪魔みたいなものではありません。そのため、計画的に利用すれば何とかなり
そうです。
クレジットカードは金利20%くらいあるのと原則翌月全額返済が必要で支払え
ない場合、クレジット会社から借金して支払えますが、翌月の返済額がさらに
増えていつものサラリーで返済不能に陥るので自転車操業状態になります。
特に問題なのは一時しのぎで町金融からお金を借りてしまうことです。
これにはまるともう終わりです。
日本と違ってかなり金利が高いのでアメリカでは今クレジット負債が大増加
しているようです。
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