謎のドローン群の飛行区域が米ニューヨーク市上空に拡大。FBIが調査を開始
前回の記事では、「アメリカ西海岸沖で、太平洋に突入する光る飛行体が撮影された」という報道をご紹介しました。
これについては、撮影場所などについて異議が出ていましたけれど、それとは別に、今度は、
「ニューヨーク市上空に謎の光るドローン群が現れた」
ことについて、英デイリーメールなどを含めて、複数のメディアが報じていました。
以下は、9機の正体不明のドローン群がニューヨーク市上空を飛行している様子です。
ニューヨークは、ニュージャージー州と隣接していますが、ニュージャージー州では、11月の下旬以来、多数の謎のドローンの目撃が続いていることが報じられています。
それがニューヨーク市までやってきたという感じでしょうか。
知事は、アメリカ国土安全保障省と FBI に、これらのドローンの調査を要請したようです。
ネット上では、米軍の秘密兵器ではないのかという意見が多いようですが、しかし、秘密兵器がこんなにおおっぴらに飛行することには疑問もあります。
デイリーメールの記事をご紹介します。
謎の「UFO」ドローンが数週間にわたってニュージャージー州上空を飛行した後、ニューヨーク市にも恐怖が広がっている
Fears as mystery ‘UFO’ drones now spread to NYC after hovering over New Jersey for weeks
Dailymail 2024/12/07
謎のUFOドローンがニュージャージー州で数週間にわたって撮影された後、 今度は、ニューヨーク市上空を飛行しているのが目撃された。
スタテンアイランド区長のヴィト・フォッセラ氏は、今週初めにスタテンアイランド上空を奇妙な物体が飛んでいるのが目撃されたことを確認した。
報道メディア PIX11 によると、フォッセラ氏は、アメリカ連邦航空局(FAA)と FBI に宛てた調査要請の書簡の中で、この状況を「奇妙」だと呼んだ。
「これらのドローンを誰が飛ばしているのか、どこから来ているのか、そしてその目的が誰にも分からないというのは奇妙で非常に異常なことだ」
「これは奇妙な状況であるだけでなく、懸念すべき状況でもある。なぜなら、これらのドローンは個人の安全を脅かす可能性があるからだ」
彼はまた、特にスタテン島の 2つの病院システムの上空で、ドローンが医療緊急事態における救命処置を妨げる可能性についても懸念していると述べた。
「ニュージャージー州ブランチバーグで墜落事故による医療上の緊急事態が発生した際、これらのドローンの存在により救急ヘリコプターが重傷患者を病院に搬送することができなかったと最近報道された」
「調査によって、ドローンが何をしているのか、どこから来ているのか、そして公共の安全に及ぼすリスクをどう軽減できるのかが明らかになることを期待している」
12月6日、ニュージャージー州で、少なくとも 5機、あるいは 6機の正体不明のドローンの新たな映像が 50秒間の携帯電話のビデオに撮影され、あるコメント投稿者は「これまでで最も鮮明なビデオだ」と評した。
暗闇の中を飛行しながら上空で轟音を立てていた一機のドローンには、下腹部に白い光の束があり、翼と尾の先端には赤い光が点滅しているように見えた。
もう一つのドローンがフレーム内に入ったが、これは典型的な「黒い三角形」の UFO 、または三角形の TR-3B (※ 米軍が極秘裏に開発したとされる伝説上の軍用機)に似ており、機首、翼端、尾翼から明るい白い光を発していた。
11月中旬以降、ニュージャージー州中部上空で原因不明のドローンの目撃情報が相次いでおり、警察と一般市民は空を監視し、この謎の夜間飛行の正体を探っている。
フィル・マーフィー知事は、これらの未確認飛行物体が「現時点では一般市民に脅威を与えることはない」と主張して住民を落ち着かせようとしたが、FBI と地元警察は積極的に捜査を行っている。
これらのドローンのような UFO がドナルド・トランプ次期大統領のベッドミンスター・ゴルフコース、米軍の研究施設ピカティニー兵器廠 (※ 米国陸軍研究所、兵器開発センターの本部)、そして地元の重要なインフラに接近していることに対する懸念も高まっている。
ニュージャージー州フローラムパークの警察署長によると、ここ数週間、「貯水池、送電線、鉄道駅、警察署、軍事施設」の上空を UFO が飛び回っているという。
「彼らの存在は本質的に悪質であるように思われる」と警察署長は付け加えた。
しかし、これらのドローンの新しい映像をオンラインに投稿したニュージャージー州民は、答えはアメリカ自身の極秘のブラック予算プロジェクト(※ 国家の機密または他の秘密作戦に割り当てられる政府予算)の世界にあると主張している。
「彼らはそれを見られたいようだ」と、ある TikTok ユーザーは、コメントし、「秘密兵器を披露することでロシアを脅かそうとしていると思う」と書いた。
ある Tik Tok ユーザーは「(米軍の)軍用ドローンのようだ」とコメントし、別のユーザーは「間違いなく政府が製造したドローンだ」とコメントした。
多くの人が、この三角形の飛行機は伝説的で、未だに確認されていないTR-3B 反重力偵察機であると自信を持って主張した。これは同じく未確認の TR-3A の後継機とされており、どちらも1990年代初頭に防衛請負業者ノースロップ社によって作られたと主張されるいるが、確認されたことはない。
ニュージャージー上空の UFO は、1996年に飛行した米国の防衛関連企業ロッキード・マーティン社のオリジナルの「ダークスター」の改良型ではないかと推測する人もいる。
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