コロナワクチン接種後に、うつ病が68%増加、睡眠障害は93%増加したというネイチャー誌に掲載された論文

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コロナワクチン接種 コロナワクチン

コロナワクチン接種後に、うつ病が68%増加、睡眠障害は93%増加したというネイチャー誌に掲載された論文

COVID-19ワクチン接種後の精神科有害事象:韓国ソウルにおける人口ベースのコホート研究

概要

COVID-19 を含むウイルス感染後の精神症状のリスク増加を示唆するエビデンスがある。しかし、症例報告や症例シリーズで記録されている COVID-19 ワクチン接種後の精神有害事象(AE)は不明のままだ。

本研究は、韓国ソウルの大規模人口ベースコホートから COVID-19 ワクチン接種後の精神有害事象を調査することを目的とした。

2021年1月1日に韓国国民健康保険公団(KNHIS)の請求データベースから無作為に抽出したソウル在住人口の 50%を募集した。

韓国国民健康保険公団の請求データベースに含まれる参加者(202万7,353人)は、COVID-19 ワクチン接種に応じて 2つのグループに分けられた。精神有害事象の 10,000人あたりの累積発生率は、COVID-19 ワクチン接種後 1週間、2週間、1か月、3か月で評価された。

ワクチン接種を受けた集団について、精神疾患の有害事象のハザード比(HR)と 95%信頼区間(CI)を測定した。

COVID-19 ワクチン 接種後 3か月の時点でのうつ病、不安障害、解離性障害、ストレス関連障害、身体表現性障害、睡眠障害、性障害の累積発生率は、ワクチン接種群の方が非接種群よりも高かった。

しかし、統合失調症と双極性障害の累積発生率は、ワクチン接種群の方が非接種群よりも低かった。

うつ病(1.683 [1.520–1.863])、不安症、解離性障害、ストレス関連障害、身体表現性障害(1.439 [1.322–1.568])、睡眠障害(1.934 [1.738–2.152])はCOVID-19ワクチン接種後にリスクが上昇したのに対し、統合失調症(0.231 [0.164–0.326])と双極性障害(0.672 [0.470–0.962])のリスクは低下した。

COVID-19 ワクチン接種により、うつ病、不安障害、解離性障害、ストレス関連障害、身体表現性障害、睡眠障害のリスクが上昇する一方で、統合失調症と双極性障害のリスクは低下した。

したがって、精神疾患の副作用に脆弱な集団に追加の COVID-19ワクチン接種を実施する際には、特別な注意が必要である。

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