米国で鳥インフルエンザにより1700万羽の鳥が殺処分され、卵価格が過去最高に
卵インフレ:鳥インフルエンザが農場を襲い、スーパーマーケットの1ダースパックが過去最高を記録
米国の卵価格の推移
新たな小売価格データによると、スーパーマーケットの卵 1ダースの価格が記録的な高騰を見せている。
この高騰は、拡大し続ける鳥インフルエンザの発生により何百万羽もの鳥が殺処分され、国内の産卵鶏の個体数が激減する中で起きた。
ブルームバーグはエクスパナのデータを引き合いに出し、中西部の卵1ダースの値段が今週約 5.67ドル(約 887円)となり、2022年12月に記録した過去最高の 5.46ドルを上回ったと報じた。
エクスパナのアメリカ大陸の卵担当編集長カリン・リスポリ氏は、「鳥インフルエンザに関連した生産量の減少と、ホリデーシーズンのベーキングシーズンを通じた小売需要の高まりという強力な組み合わせ」により、価格が記録的な高値に急騰したと説明した。
同氏は 、鳥インフルエンザ感染例の急増により、10月中旬以降、 採卵鶏と若鶏と呼ばれる若い鳥 1700万羽が殺処分されたと述べ、 2022年2月に国内の鶏群でウイルスが初めて発生して以来、今回の鳥インフルエンザ流行で最悪の時期の一つだと付け加えた。
11月の CPI (消費者物価指数)発表では、「11月の最終需要財価格上昇の 4分の1は、鶏卵指数の 54.6パーセント上昇によるものだ」と指摘している。
これは、世界的な食糧インフレが再加速という危険な段階に入ったことによる。
マイコメント
アメリカでは鳥インフルエンザのヒトへの感染が確認されているが、いずれ日本でも
感染者が見つかったと報道されるようになると思います。
そのため、来年は鳥インフルエンザに注意した方がいいように思います。
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