コロナワクチン接種後の帯状疱疹は私も外来でたくさん診ました。
肛門の帯状疱疹は非常に稀で、免疫が低下している証拠なので全身検索しろと指導医に教えられました。
皮膚科医として4年、肛門科医として26年、30年間でたった1例しか見たことがなかった肛門の帯状疱疹を、2021年、コロナワクチンが始まってから半年余りの間に10例近く診ました。
もちろん肛門の帯状疱疹だけではありません。
背中や腰、お腹に疱疹を生じている典型例から、顔面や四肢などの帯状疱疹もたくさん診ました。
今まで経験したことがないくらいの数の帯状疱疹で、ワクチンで何かが起こっているとすぐに感じました。
Twitterにも投稿したところ大勢の人にリツイートされました。
皮膚科の先生からも「帯状疱疹、めっちゃ多いよ!」と声がたくさんあがっていましたが、
予防接種健康被害救済制度でも帯状疱疹はたくさん認められています。
ワクチンとの関連も実は皮膚科の臨床雑誌で指摘されていました。
2023年4月の雑誌です。
若い人に増えていると報道されましたが、コロナワクチンとの関連は一切触れられていません。
「帯状疱疹」が20~40代に増えているワケはワクチン接種!? 回数も「一生に一度」ではない!?
1/3(金) 14:02配信
いま、幅広い世代で増えている病気のひとつが「帯状疱疹」。
季節の変わり目に増えるといわれ、皮膚の表面に突然、体にピリピリと刺すような痛み、発疹や水ぶくれが出て、中には、眠れないほどの痛みがあるのが特徴です。
このワクチンについて、厚生労働省は65歳以上を対象にした定期接種を2025年4月から始める方針を決めました。
ところで、この病気、20代から40代の働き盛りの世代で増えていることをご存じでしょうか。
「なるのは、一生に一度だけ」と聞いたことはないでしょうか。
あまりの痛みから「体を一周したら死ぬ」なんて、恐ろしい話を耳にしたことはないでしょうか。
まだまだ、分からないことが多い、帯状疱疹にまつわるさまざまなウワサの真相を実際に経験した“アラフィフ記者”が調べてみました。
■まさか、再発するなんて…
「うわぁ、何だこれ…」。ある朝のことでした。
記者は洗面所の鏡に映る赤く腫れあがった額を見て、がく然としました。
どことなく、右目の周りにも違和感があります。
「これはまずい」と向かったのは、かかりつけの皮膚科でした。
先生は私の顔を見るなり、「これは帯状疱疹ですね」とすぐに判断。
「きのうから、髪の毛の生え際がヒリヒリしていて、擦りむいたのかと」
「それは帯状疱疹の兆候です」
なるほど。
確かに連日仕事が立て込んでいたし、太ももの時は、ピリピリが何日も続いていたけれど…あれっ?
「帯状疱疹って、一生に一度じゃないんですか」
「再発はあります」
記者はこの1年前に、帯状疱疹を経験していました。
出たのは右太もも。
耐えがたいほどの痛みこそなかったものの、何日も続く「ピリピリ感」に困り果て、病院へ。
「帯状疱疹」と診断された時は、なぜかホッとしたことをよく覚えています。
1週間、抗ウイルス薬を飲み続けると痛みも自然と消えていました。
「帯状疱疹は一生に一度だから、この程度で済んでよかった」と思っていたのに、まさか“再発する”なんて思っても見ませんでした。
■なぜ、働き盛りに急増?「水ぼうそう」との意外な関係
そもそも、帯状疱疹はなぜ起きるのでしょうか。
原因は水ぼうそうと同じウイルス(水痘・帯状疱疹ウイルス)。
日本人の成人の9割以上の体内に、このウイルスが潜んでいるといわれます。
静岡済生会総合病院皮膚科の嶋津苗胤副部長によると「子供の頃にかかった水ぼうそうによって、水痘ウイルスが神経節に潜んでいる。これが何らかの免疫力低下が起きた時に、今度は一本の神経に沿って暴れ出す」のが発症のメカニズムだといいます。
帯状疱疹は50代以降、発症率が急激に増え、80歳までに、3人に1人はなるといわれています。
中でも、いま、目に見えて増えているといわれるのが、20代から40代。
働き盛り世代の発症と聞くと、過労やストレスが引き金、と思いがちですが、宇野医院皮膚科アレルギー科の宇野裕和院長によると、それだけではないというのです。
■「一生に一回」と言い切れなくなった背景
背景には、「子どもたちへの水痘ワクチン接種」があるといいます。
水痘(水ぼうそう)ワクチンは2014年から定期接種が始まりましたが、「以前は子どもの水ぼうそうの患者は多かったが、定期接種によって数は減ってきた。その一方で、親がウイルスに接する機会が少なくなり、『ブースター効果』といって、追加免疫が得られなくなり、結果として帯状疱疹を罹患する年齢が若年化してきた」(宇野医師)というのです。
帯状疱疹の大規模疫学調査「宮崎スタディ」によると、再発率は約6%。
一度、帯状疱疹になると、ウイルスに対する免疫力があがるため、再発することはあまりないといわれています。
ただ、年が経てば、抗体も徐々に減り、そのタイミングで過労やストレスなどで免疫力が低下すれば、再びあの辛い痛みに襲われる可能性があります。
また、抗がん剤など免疫抑制を起こしやすい治療を受けている場合も同様です。
いずれにせよ、「帯状疱疹は一生に一回だけ」とは言い切れないのです。
■顔に出たことの意味
体中に張り巡らされている神経。
ここに潜むウイルスが1本の神経に沿って暴れ出す帯状疱疹。
出る範囲の多くは上半身とされていますが、記者のように顔に出たことには、どんな意味があるのでしょうか。
嶋津医師は「ウイルスは、ほぼすべての神経節に潜むので、そこに何らかの理由があるからとかではなく、偶然そこに出る。たまたま、選ばれてしまったのだ」と説明。
ただ、「顔に出た場合は、合併症や後遺症を心配する部位でより注意を必要」といいます。
帯状疱疹の後遺症で代表格といえるのが「帯状疱疹後神経痛」。
発疹や水ぶくれなどの症状が治まったのちも続くという、なんともやっかいな後遺症です。
また、顔の場合、「顔面神経痛」や「角膜炎」「結膜炎」などがみられることがあり、視力低下や最悪、失明に至ることもあるのです。
嶋津医師は「腫れや水ぶくれなど、見た目の症状は一部かもしれないが、実はその一帯の神経にも障害が出ている。とにかく気になったら迷わず受診して、しっかりと抑え込むことが大切」と呼びかけます。
■「体を一周したら死ぬ」ってホント?
私は「1週間の加療が必要」という診断書を出してもらい、仕事を休んで治療に専念。
右まぶたにも少し発疹が出たものの、飲み薬で症状は改善しました。
完治後、知人にこの話をすると「帯状疱疹って一周したら死ぬ、っていうよね」とかえってきました。
確かに、ネット上にも同様の記述が散見されます。
そんなこと、本当にあるのでしょうか。
宇野医師は「基本的には左右どちらかに出る。さすがに(一周回って死ぬことは)ないと思う」ときっぱり。
「ウイルス量が多いと『汎発性帯状疱疹』といって、体のいろいろな場所に出ることもあるが、これは本当にまれなケース。これが『一周回る』と言われているのではないか」と分析します。
日本医師会などによる調査によると、2009年からの3年間で帯状疱疹の入院例は、約18,000人だったのに対し、亡くなったのは3人。
そのほとんどが基礎疾患を抱えた患者だったといいます。
不確かな情報に振り回され、余計なストレスを受けていては、治るものも治らない。
記者が自宅療養中、スマホの電源を切っていたことは正解だったかもしれません。
■帯状疱疹にならないためには
ほとんどの日本人の体に潜んでいるウイルスと過労、ストレスが相まって起きる帯状疱疹は、まさに現代病といえます。
一方で、周りに帯状疱疹を発症した人が増えたり、50歳以上のワクチン接種を呼び掛けるテレビコマーシャルを頻繁に目にしたりすることで、この病気への関心度が高まり、結果として、患者が重症化して病院に駆け込んでくるケースは少なくなったといいます。
さらに、2025年4月からは65歳を対象に定期接種を始め、厚生労働省では、65歳を過ぎた人も節目の年で接種できるようにするとしています。
では、帯状疱疹を防ぐにはどうすればいいのでしょうか。
▽ストレスをためない
▽十分な休息や睡眠
▽適度な運動
▽規則正しい生活
至ってシンプルですが、これらを意識することで、免疫力を低下しないようすることが大切です。
(この記事は2023年4月に掲載したものを再構成したものです)
是非とも帯状疱疹の患者さんのコロナワクチン接種歴を調べて欲しいですね。
コロナワクチンを接種すると体内に潜伏しているヘルペスウイルスが再活性化されることが分かっています。
帯状疱疹の皮疹からスパイクタンパクが検出されたことは記憶に新しいでしょうか。
ゴミノートは否定するのに躍起になってますね。
確認されなかった研究報告があるから確認された研究を否定することにはならない
ということがわからないんだろうか?論理が破綻してます。
高知大皮膚科、佐野教授のグループが出された論文は衝撃的で話題になりましたね。
うちの患者さんで、コロナワクチンを何度も接種している高齢者で、接種する度に帯状疱疹かヘルペスが出るという人がいます。
確か7回接種済みだったと思います。
「帯状疱疹って一生に一度しかかからないものだと思ってた」と言われていました。
私が「コロナワクチンのせいだと思いますよ。だって今まで接種したあとに発症してるでしょう?」と言っても「ええ〜っ!そんなことないでしょう。たまたまですよー」と言われ何度も何度も接種券が届く度に打ちに行っておられました。
分からない人には何を言っても通じないですし、認めたくない人にも言うだけ無駄なのかもしれませんが、それでも私は毎回伝えています。
いつか気付いてくれることを信じて。
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