議員たちが国連からの米国の撤退に向けた取り組みを開始
「国連は暴君のプラットフォームに成り下がってしまった」とユタ州共和党のマイク・リー上院議員は語った
共和党議員らは、国際人道人権団体が米国の利益を促進しておらず、ドナルド・トランプ大統領の「米国第一主義」政策に沿わないとの懸念から、米国の国連脱退に向けた取り組みを開始した。
マイク・リー上院議員(共和党、ユタ州)は 2月20日、「 2025年 国連からの完全撤退法案 (Disengaging Entirely From the United Nations Debacle Act of 2025)」と呼ばれる法案を提出した。
この法案は、米国の国連およびその関連機関からの加盟と、それらの団体への資金提供を停止する内容となっている。マーシャ・ブラックバーン上院議員(共和党、テネシー州)は上院でこの法案の共同提案者となっている。
チップ・ロイ下院議員(共和党、テキサス州選出)は、国連とその機関は米国民の利益を促進していないと主張し、21日に下院でこの法案を提出する予定だ。
「国連は暴君たちのプラットフォーム、そしてアメリカとその同盟国を攻撃する場と化している」とリー氏は、フォックス・ニュースへの声明で述べた。
「我々は国連に金を払うのをやめるべきだ。トランプ大統領がアメリカ第一主義で外交政策を改革する中、我々はこの見せかけの組織から撤退し、我が国の安全と繁栄を維持する真の同盟を優先すべきだ」
米国の外交政策シンクタンク、外交問題評議会によると、米国は国連に他のどの国よりも多くの資金を提供しており、2022年には 180億ドル ( 2兆7000億円)以上を寄付した。これは国連全体の予算の約 3分の1を占める。
「国連はアメリカの税金を享受しながら、しばしば我々の利益を損ない、同盟国を攻撃し、敵国を支援してきた」とロイ氏は 20日、フォックス・ニュース・デジタルへの声明で述べた。
「国連は一体何を成し遂げたのか?」とロイ氏は語った。
「多額の資金と注目を集めているにもかかわらず、この腐敗したグローバリスト組織は何十年もの間、戦争、大量虐殺、人権侵害、さらにはパンデミックを予防できていない」
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