ナッツ類での食物アレルギーが著しく増加中

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ナッツ類 健康問題

ナッツ類での食物アレルギーが著しく増加中

カシューナッツ表示義務化へ 食物アレルギー「著しく増加」 消費者庁

グラフを見ると、クルミなどは 2020年から唐突に上昇していますね。時期的に、この急増の原因はわかりやすい気もしますが。


mainichi.jp

ちなみに、食物アレルギーと関連する腸内細菌の種類は、すでに特定されています。

木の実(ナッツ)類での食物アレルギーが増加していることを踏まえ、消費者庁は、カシューナッツについて、加工商品などでの原材料表示を義務づける。ピスタチオも表示を推奨する。いずれも2025年度中に実施する。

食物アレルギーを防ぐため、卵や小麦、エビ、カニなど8品目は食品表示法に基づき、特定原材料として表示が義務づけられている。また、特定原材料に準じるものとして、イクラやオレンジ、バナナなど20品目では表示が推奨されている。

現在、カシューナッツは表示が推奨されているが、義務づけになる。木の実類では、クルミは23年に義務付けに、マカダミアナッツも24年に推奨された。

3年ごとに実施されている食物アレルギーについての消費者庁の調査では、木の実類のアレルギー症例の増加が続いている。

23年に実施された調査によると、食物アレルギーの原因食物で、クルミは鶏卵に次いで2番目に多い15・2%を占め、前回から倍増。カシューナッツは、牛乳や小麦などに次ぐ7番目で、割合は4・6%と前回の1・6倍になった。調査報告書では、前回と比べて「著しく増加していた」と警鐘を鳴らした。

アレルギー増加の背景として、健康志向で木の実類の流通が活発になっていることが指摘される。それ自体を食べる以外にも、ドレッシングなどの調味料やパン、菓子類などに含まれていることも多い。

誤って摂取した場合の主なアレルギー症状として、かゆみやじんましん、息苦しさや吐き気がある。重い場合には、意識障害や血圧低下などのアナフィラキシーショック(急性の激しいアレルギー症状)になることがある。

消費者庁の調査報告書では、ピスタチオ、カシューナッツなどは重いショック症状のケースが多いとして、誤食予防の対策を取る必要があると指摘している。

さらに、カシューナッツとピスタチオはともにウルシ科で、どちらかがアレルギーの原因物質の場合、もう一方でも反応する「交差反応性」が指摘される。消費者庁は2種類のナッツの交差反応性について、情報提供を検討していくという。

 

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