日本は円安誘導を続けている。これを是正するためには関税を課す必要がある。この発言で円が1円以上上昇。
【ワシントン時事】トランプ米大統領は3日、ホワイトハウスで行った記者会見で、日本や中国が通貨安を誘導していると批判した。通貨安による不公正な貿易条件を是正するに当たり、関税を使えば「解決は極めて簡単だ」と強調。日本からの輸入品にも追加関税を課す可能性を示唆した。
トランプ氏は、「中国の習近平国家主席や日本の首脳らに、通貨安を続けることはできないと伝えた。米国にとって不公正だからだ」と説明。「関税である必要はないが、関税は簡単かつ手早く効率的で、公正さももたらす」と語った。
さらに、日本や中国が通貨安を誘導し、米国に「極めて不公正な不利益」を招くなら、「やらなければならないのは、『ハワード(・ラトニック商務長官)、関税を若干引き上げよう』と言うことだけだ」と話した。
トランプ氏の発言を受け、3日のニューヨーク外国為替市場では円買い・ドル売りが加速し、円の対ドル相場は発言前に比べて1円以上も上昇した。
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