「野田さんは財務省の言いなりで…」 国民民主に追いつめられる「立民」の危機的状況 “筆談ホステス”も会派離脱
政党支持率でも国民民主に追いつめられる中、離党を企図する議員も
野党第1党の立憲民主党が存在感を失っている。新年度予算案の修正を巡る与野党協議で、すっかり蚊帳の外に置かれているからだ。
***
「野田さんは財務省の言いなり」
「野田佳彦代表はどこまで本気なのか……」
とは立民のベテラン秘書。
「学校給食無償化や高額療養費の自己負担上限引き上げ凍結など、総額3.8兆円の修正案を提示しました。衆院予算委員会の『省庁別審査』を通じてムダを洗い出したとしています」
かつて国民から総スカンを食らった旧民主党の「事業仕分け」を思い出すが、
「現実的な額は“せいぜい5000億円程度”とか。“給食無償化くらいを達成できれば御の字”とうそぶく議員もいるほどで、日本維新の会や国民民主党の気合とは比較にならない」
野田代表には、財務省の影がチラつくという。
「民主党政権時に財務相を務めた野田さんは、今回も蜜月の財務省の言いなりに近い。彼らは予算を削れさえすればいいのですから」
民意との乖離は、組織のほころびとして顕在化し始めた。
「2月9日投開票の神奈川・横浜市議補選は、立民の新人が国民民主の新人にダブルスコアで大敗。共産党の前職にも大差をつけられ、党内に危機感が広がりました」

“筆談ホステス”として知られる斉藤里恵都議 (
)“筆談ホステス”は自民党入りか
政党支持率でも国民民主に追いつめられる中、離党を企図する議員も。
「“筆談ホステス”として知られる斉藤里恵都議もその一人。このほど立民の会派を離れ、単独で無所属会派を発足させました。6月の都議選では立民に公認申請はしないとか」
そんな斉藤氏は、次期参院選に自民党から出馬する意向を持っているとされる。
立民幹部が解説する。
「1月15日、自民党の野田聖子元総務相がSNSに斉藤氏とのツーショット写真を投稿。撮影場所は議員会館の聖子氏の部屋で、写真の背景には聖子氏が敬愛する祖父・野田卯一元建設相が揮毫した『思無邪』の書が。これが斉藤氏への期待の表れだと話題になった」
前々回の衆院選に“25歳の全国最年少候補”として岐阜5区から出馬した今井瑠々氏(現・岐阜県議)が、令和5年に立民から自民党へ移籍した。
「その動きを主導したのは聖子氏。だからこそ、斉藤都議の自民党入りが取り沙汰されているんですよ」
委員会中に「ペイペイ!」
実際、自民党には参院東京選挙区に空きがある。政治部デスクが後を引き取る。
「東京の改選定数は6ですが、次回参院選は昨夏の都知事選に出馬した蓮舫前参院議員の欠員を埋める補選も行われます。よって選出数は7。ただし、7位の当選者は補選の枠が適用されるので、任期は蓮舫氏が残した3年になります」
自民党はここに3人の候補者を擁立する予定とされ、
「すでに武見敬三前厚労相が決定しており、ほかに石原伸晃元幹事長が意欲を示しています。残る一人は“女性枠”で、聖子氏はここに斉藤氏をあてがうつもりとみられています」
事実なら立民には逆風だが、当の斉藤氏には公人としての資質を問う声もある。
「先日、委員会の場で彼女のスマホから“ペイペイ!”と決済音が鳴った。審議中にネットショッピングを楽しんでいたようだ」
ご本人は「一人娘の夕食の手配をしていました。反省しています」とのこと。

斉藤里恵都議Instagramより(
)
斉藤里恵都議Instagramより(
)
斉藤里恵都議Instagramより(
)
コメント