世にも奇妙なフツーの話「さくやさん:1日3,4時間くらいしか働かなかったんだって!」
「一日3,4時間くらいしか働かなかったんだって!」by さくやさん
江戸時代の人は1日3,4時間くらいしか働かなかったって
話を聞いたけど、今もそういう働き方って出来ますか?
どうしたらそういう働き方が出来る社会が出来ますか?
・・というご質問をいただきました^0^
では、さくやさん、よろしくお願いしま~す^^
ありがとう、さくやさん!
私たちもさくやさんをこころから愛してるよ~~^0^
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私が初めて社会人となって就職した会社は実労働時間5時間半という今ではとても考えられない
とても恵まれたところでした。
始業時間は8時半と就業規則では定められていますが、実際には9時半出社でよくタイムカード
なんてものはなく、事務室の窓口で出社確認の印鑑を押せばすむものでした。
それから仕事になるのですが、そこの職場では9時半から10時まで朝のお茶タイムです。
それが終われば仕事が始まり、12時まで仕事です。そして昼休みはきっちり1時間取ります。
昼休みが終わり1時から業務開始ですが、3時になればまたまたお茶の時間30分で休憩です。
そして3時半から5時まで仕事して終わりです。
おそらく今こんな短時間労働で済む職場は日本中探してもないでしょう。
どうも、当時は仕事と言っても研究職というのもあって割合ルーズでした。
あの時は東京田町に仕事場がありましたが、そこに移転してくる前の高田馬場では仕事中に
酒飲みながらというのが当たり前だったという武勇伝を聞いたことがあります。
これは半官半民だったので許されたことなのでしょうね。
今だったら即首です。
そんな環境もその後はなくなったようですが、5時間半でも十分仕事は回りました。
だから、無理して残業する必要もなかった時代です。
今は労働時間は8時間以下にしないといけないと定められていますが、どこの職場も上限の
8時間勤務です。本当は8時間以下でも構わないものなのです。
しかし、それだと人材の無駄遣いになるので最大限働かせているというわけです。
だから、今からどの職場も労働時間を5時間にしなさいと言っても経営者からは相当な反発を
食らうでしょう。むろん、労働基準法を変えれば済む話ですが、おそらく無理な相談でしょう。
当時は派遣労働者は日雇いとか港湾作業者くりのものでしたが、今はほとんどの職業に拡大
されていますが、最大の問題点は時間給だということです。そのため労働時間が減ると給与
も減るので生活に困窮します。
今では高いところでも時間給1500円くらいでしょう。一般的には900から1000円くらいが
多いようですが、それでは月20日間働いても14万から16万円の支給でそこから税金などが
差し引かれ手取り10~13万円でしょう。
とんでもなく低いです。アパートを借りたら食費を切りつめても結婚資金を貯める余裕すら
ない状況です。
正社員もかなり給与を減らされていますが、同年代なら5万円くらいは派遣労働者より高い
と思いますので、ぎりぎりセーフというところでしょうか?
要するに時間給が低すぎて労働時間を減らすことが出来ないのが現状だということです。
一日3,4時間に減らすためには時間給を今の2.5倍くらいまで上げないといけません。
本来なら3,4時間働いて後は自由に過ごすことが理想ですが、経済的裏付けが必要です。
それを実現していくためには考え方を大きく変え、社会的コンセンサスの醸成が欠かせず
多くの人が認めるものを作っていかないといけません。
今すぐにとは行きませんが今よりもっと楽に生活できる環境を創っていかないといけません。
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