無意味なマイナンバーカードのポイント付与制度を創るためだけに1兆8千億円もの補正予算 〜 巨額の費用の流れが明らかにできるか

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国会議事堂 政治・経済

無意味なマイナンバーカードのポイント付与制度を創るためだけに1兆8千億円もの補正予算 〜 巨額の費用の流れが明らかにできるか

1兆8千億円あれば国民一人当たり1万5千円円配れる

 不人気のマイナンバーカードを普及させるために、総務省はマイナンバーカードにポイント付与する制度を「創設するための費用」として1兆8千億円ものお金をつぎ込むことにしたそうです。カードの取得時に5,000円分、公金受取口座の登録時に7,500円分など、なぜ国の施策に「お得なポイント」が必要なのか意味が分かりません。国民の利便性は無いけれど政府の企みのためにわずかばかりのお金(ポイント)で釣るような制度になりそうです。1兆8千億円を丸々経済支援として各戸に平等に配ってほしいものです。

 多くの国民は、この2兆円近くのお金がポイント制度の開発に注がれるとは思っていません。これまでの怪しいCOCOA開発費、持続化給付金などの中抜きぶりから推察すれば、予算のほとんどが現場に届く前に消え、その消えたお金のうちのなにがしかは政治家に還流するのだろうと分かっています。そうでないならば予算の流れを明快に開示しなければなりません。こんな補正予算は通してはいけない。

 「そもそも」として、デジタル化のプロ、サイボウズの青野慶久氏はマイナンバーカードそのものがおかしいと指摘しておられました。目的が分からない、まともなデジタル化ができていない、費用対効果が悪過ぎる、自治体への負荷が大きいなどなど「止めるなら早い方が傷が浅い」とまで心配されています。元記事で並べられた不安材料を見ていると、あまりの酷さに笑えてきます。これから1兆8千億円もの予算をつけるくらいなら「ゼロからもっと利便性の高いシステムを作り直す方が安上がり」だそうです。

 そんなことをしたら国民は喜びますが、利権を貪りたい連中は許せないのでしょう。

(まのじ)

Twitter

マイナンバーカード普及へ ポイント付与に1兆8000億円余計上へ

引用元)NHK NEWS WEB 21/11/25

マイナンバーカードの普及を図るため総務省は、カードの取得などの段階に応じて最大2万円分のポイントを付与する制度を創設する費用として1兆8000億円余りを今年度の補正予算案に計上する方針を示しました。
(中略)
このほか総務省は補正予算案に、
▽データの保管や処理を行うデータセンターを地方に分散して整備する費用として500億円
▽サイバー攻撃への備えとして、解読されない量子暗号通信と呼ばれる技術の実用化を目指す研究に90億円などを計上する方針です。

いろいろおかしいマイナンバーカード

引用元)note 20/9/20 青野慶久@サイボウズ

(前略)
そもそもマイナンバーカードの目的がよくわからない。身分証明のためなら運転免許証や健康保険証でよくね?そもそも何が問題なの?
(中略)
・カードには、名前や住所や顔写真など他の個人情報もプリントされる。落としたら個人情報がダダ漏れ。デジタル化する気ある?

・だから、付属のビニールのカードケースを使って個人情報を目隠しする。仕様としておかしすぎない?誰かツッコんでくれなかったの?

・でも、そのカードケースだとQRコードが見えるので、読み込めばマイナンバーが漏れる。お、おい!
(中略)
マイナンバーは目的外で利用すると違法。ごめん、マイナンバーを活用して欲しいと思ってる?

・マイナンバーカードに運転免許や健康保険証を集約しようとしている。返納や再発行が必要で目的外利用禁止のカードに集約するだと?生活できなくなるぞ!

有効期限は自分で手書き。もう意味不明。
(以下略)

マイコメント

単純に考えて現在マイナカードの取得率は40%くらいなので、残り60%に人が全員カードを
取得したとして一人2万円分ポイント付与として1兆5千億円で足ります。

しかし、実際には取得率は良くても70%が限界だろうと思うので残り30%の国民に必要な
ポイントは7千2百億円です。とすれば1兆8千億円の残り1兆円が彼らの事務経費として
使える計算になります。

というのは予算というのは余ったから次年度に繰り越すという考えはなく使い切ることが
官僚の中で常態化していますので、余ればいろんなところに使われ最終的にはゼロになります。

このゼロになるというのが最大の味噌で打ち出の小槌を手にしたようなものです。
余れば何しろ関連部門にじゃんじゃん使ってゼロにすることが出来るのです。

町内会や会社の予算とは違います。こちらは余れば次年度に回し、次年度予算に充当します。
無駄遣いは許されない仕組みになっているのです。

政府や官僚の無駄遣いというのは予算を使い切れず残してしまうことを言います。
つまり最初から無駄な予算を要求したと非難されるのです。
だから使い切るのです。

その昔、特殊法人で仕事をしていたからわかるのです。
これは自治体でも同じです、使い切ります。

国民はこのあたりをわかっていないので当然余れば次年度のお金として残るだろうと考えて
いるはずです。そんなことはないのです。
予算化されれば何があっても使い切るのが国家予算です。
なぜかと言えば、余れば次年度の予算を組むときに前年度以上の予算請求が出来ないからです。

従って官僚の知恵というのは国民のためにお金を使うことではなく、自分たちのために使える
予算をいくら確保するかということなのです。

このあたりがわからないと予算の無駄遣いといくら叫んでも意味がないとわかるでしょう。
もともとある無駄な予算を使い切って無駄遣いがなかったように見せかけるのですからね。


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